

候補者の経験と能力が選考の中心となるキャリア採用においては、職務経歴書が非常に重要な意味を持ちます。
企業がキャリア採用を行う場合、選考の効率化を図るため、書面上で学歴・社歴や資格だけではなく、今までの職務の経験と能力を判定し、自社の希望するスキル の持ち主か否かを判断ことは当然のこととなっています。
数多い候補者を絞り込むための、この選考に通らなければその段階で不合格となります。面接のなかでやる気を示したいとか、会えば自分の言葉でアピールが出来るなどと考えても、書類選考に通らなければ、面接へさえも進めないのが現実です。
書類選考において、具体的な職務経験を通じて、あなたの仕事への能力と姿勢をアピールするものが『職務経歴書』です。
自分のいままでの経験・経歴を正確に相手に伝えるという大きな目的と同時に、自分自身の経歴と能力をアピールするためのプレゼンテーションツールであるということを意識することが必要しなければなりません。
キャリア採用における選考基準が厳しくなっている現在、企業が候補者へ求める即戦力としての期待はますます高いものになっています。
企業があなたを採用するメリットをはっきりと具体的に表現することが合格への可能性を高くします。
職務経歴書によって、企業はあなたに関する情報をはじめて知ることになり、職務経歴書によって、あなたはまだ会ってもいない企業側に判断されることになります。 職務経歴書があなたの第一印象をつくるのです。魅力的な職務経歴書をつくることが、合格のための最高の武器となります。
職務経歴書をつくるためには、今の自分を棚卸することが必要です。いままで経験した職務内容を全部書き出す。出来るだけ詳細に、専門的に。
時期(いつから いつまで)
仕事の全体の概要(仕事のタイトル)
【例】○○株式会社向け販売管理システム
仕事の全体の説明(仕事の詳細)仕事(プロジェクト)の目的・目標、特徴、規模等
【例】Web環境における全社統合型販売管理システム。全国30ケ所の営業拠点、営業部員の携帯している全モバイルPCよりアクセスを可能とした。サーバー台数100台、クライアント台数 約1000台
その仕事(プロジェクト)の中で、自分のおかれたポジション、はたした役割、担当した業務分野
【例】プロジェクトマネージャーとして
【例】業務・システム現状調査・分析、システム仕様作成、基本設計、プロジェクト管理(人員管理、スケジュール管理、外注管理)
プロジェクトの専門的側面
プロジェクトの環境を専門的に 開発にどのような機種を使用したのか ?機種名、OS名、言語、ツール名、分析・設計にどのような専門的手法を利用したか?手法名
仕事の結果としての実績
仕事の結果を明確にする。特に営業の場合は仕事のプロセスよりも、その結果が重視される。 これらの経歴は、文字に書き出してまとめることが大切です。自分の頭の中だけで考えていても、 実際に文章にすることはかなり難しいことです。 はっきりとしたデジタルな情報を見直すためにも、手間を惜しまず、必ず文章にすることが必要です。
自分の今までの経験の中のアピールポイントを見極めることが重要です。
どんなに素晴らしい経験・キャリアであっても、それがターゲットの職務、希望の仕事につながって行かなければ、アピールにはなりません。 また、数多くの経験をただ羅列しただけでは、折角のキャリアが平坦に見えてしまい、インパクトのない書類となってしまいます。 数多い経歴書のなかで目立つためには、相手(採用企業側)に対して強調したい経験・スキルを意識して経歴書を作成することが必要なのです。
自分の持っている経験のひとつひとつが、どの程度の価値があるキャリアであるかを再確認しましょう。
このためには、業界の標準的な視点から 過去の経験を振り返ることが大事です。 特に、専門的な仕事をしているスペシャリストは、周囲にいる人間も同じようなスペシャリストであることから、非常に特殊で高度な仕事をしているにも関わらず、それが当たり前であるような認識をしている場合があります。 経歴書をつくるときは、自信過剰な表現であることはもちろん、あまり控え目な表現もNGです。 書類では、それが控え目な表現なのか実力なのかが判断出来ないため、本当は力があるにも関わらず書類選考で見送りと言うケースも多くあります。 自分のキャリア、スキルを正確に表現する能力、それを相手に伝える力にも、採用企業側は注目しています。
自分にとって自信のあるプロジェクト、自分の希望へ直結しそうな経験をアピール。
3つから5つ 選択します。この選択した経験を大きな柱として、経歴のシナリオをつくりあげて行きます。 自分の経験を冷静に分析して、どのポイントを膨らませた経歴書を書くかの下地をつくることが、キャリアアップ戦略の第一歩となります。
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