【ソフトハウスのプロジェクトマネージャーから大手コンサルティングファームのシニアコンサルタントへの転職事例】外国人が転職を成功させるための三つの備えで成功へと一歩前に近づく!

今回は、ソフトハウスのプロジェクトマネージャーから大手コンサルティングファームのシニアコンサルタントへの転職事例についてご紹介します。

※ご本人が書いて下さったレポートです

<プロフィール>
30代前半 中国人男性:ソフトハウス/プロジェクトマネージャー(年収650万円)⇒大手コンサルティングファーム/シニアコンサルタント(年収720万円)

転職の背景・理由

正直言って、前職の会社に対する不満は特に抱えておりませんでした。
まして自分の実力は会社に認められている上、そこそこ稼いでいて安定なサラリーマン生活を送っているとも言える中、なぜ転職しなければならないかと今一度自分に聞き返した結果、
「今ままでのようにじわじわと成長していくより、自分のエネルギーを完全燃焼でき、仕事の上での充実感や刺激さが満ち溢れる環境の中でチャレンジして階段的に猛成長していきたい」の一言が決め手となりました。

自分の転職目的はお金より仕事のやりがい、グローバルの舞台で活躍できること、これらが最初からはっきりと自分の中に決まりました。

応募企業の選定

2010年10月後半、アクシスコンサルティングの劉さんから新規A社求人案件のメールが届きました。早速、求人票を開いて会社紹介と業務内容を見ると「総合コンサルティングファーム」、「ITコンサルタント」、「業務改革・BPR」、「グローバル案件」等々のキーワードが続々目に飛び込んできて、心の中でドキドキしながらさらにスキルと歓迎要件を確認。

「SIerでの要件定義から導入までの設計・開発経験」、「中身まで分かってPJ管理をしてきた経験」、「中国語・英語力」等々……今までの自分の経歴と合致しているところが多く、自分の設定した転職希望にもぴったりマッチしていると中々にいいチャンスを感じました。
「よし、チャンスが出たら見逃すわけがないだろう」とすぐに劉さんと連絡してA社へ応募することに決意しました。

あの時の興奮してわくわくしていた感じは今でもはっきりと覚えています。

職務経歴書の準備

A社は業界BIG4と呼ばれる大手コンサルティングファームであり、求人のハードルが非常に高く残念ながら書類選考で落ちることがほとんどと知られており、万全な対策を打たないと絶対落ちるとの覚悟をして、コンサルタントの劉さんと一緒にまず履歴書と職務経歴書の書き方から準備し始めました。

履歴書の作成⇒劉さんのチェック、アドバイス⇒書類の修正⇒劉さんのチェック⇒再修正⇒……このようなやり取りを何回も繰り返したため、本当に劉さんのおかげで人生の中で最も高い完成度ともいえる履歴書を堂々と完成することが出来ました。
そして、いざ、とA社へエントリーしたところ、一週間後に書類選考合格の通知が届きました。

面接準備

面接の日程が早くも決められ、自分の中に本気で戦うムードが出てきました。
その後、劉さんと企業担当の山尾さんと一緒に面接企業の経営方針や特徴などを再確認。
さらに面接に対する心構えや準備等について、三週間ぐらいみっちりとしたスケジュールを立てて取り組んだところ、以下の面接のポイントを踏まえて、自分の中でだんだんと論理的に練り上がりました。

 1.A社の情報収集、SWOT分析とコンサルティング業界の基礎知識及び将来動向の分析
 2.自分の強みと弱みの分析、会社に貢献できるところ
 3.A社への志望動機及び転職理由
 4.入社してからのキャリアパス
 5.今までの仕事上の成功と失敗の経験談

さらに外国人であり、面接経験の少ない私に対して、下記の面接のポイントについてもアドバイスしてくれました。

 1.面接中、矛盾があり前後の整合性を保てない話をしないこと。
 2.回答はなるべく箇条化にして簡潔にすること。冗長な話を避けること。
 3.ネガティブな話題を避け、いつも前向きでポジティブな姿勢を見せること。

面接準備の後半、劉さんたちは本当に多忙の中、時間を捻出して、何回も面接のアドバイスもしてくれました。
今まで不足や懸念していたところを指摘し、その場で対策を考えて練り直して下さったことはその後の面接に大いに役に立ったと思っています。本当に感謝しています!

いざ面接本番

面接までの三週間を有意義に過ごしました。
その三週間のおかげでいい緊張感をもって面接に臨むことが出来ました。
一回目のManager面接、その後Web適性テスト、二回目Senior Manager面接と三回目のPrincipal面接はパッ、パッ、パッっといった感じで無事に合格しました。

今から振り返ってみれば事前の面接準備をしっかりしたお陰だと思っています。
だからこそ自分でもびっくりするぐらいのペースでスムーズに面接を通過しました。

念願の内定書

三回目のPrincipal面接から二週間後、待ちに待った念願の内定書を貰いました。
本来ターゲットにしてなかった年収のことも大幅にアップ出来たことは当然嬉しく、この今の高いモチベーションのままコンサルタントの道で大きな発展を遂げて行きたいと考えております。

最後に転職活動を振り返って

釈迦に説法になるかもしれませんが、外国人の転職が成功するためには、いろんなファクターで左右されることは否めませんが、私の経験から見れば以下の三つを備えれば、成功へ一歩前に近づけると考えます。

1.今までの仕事中に確実に積み重ねた経験・スキルに対し、自信を持つこと。これがなければ、次に進む話は存在しないでしょう。

2.転職先の会社とその業界を熟知する人・集団の知見、アドバイスと力を惜しまないサポート。私のパートナーのような存在である劉さん、山尾さんのサポートとアドバイスは不可欠でした。転職の過程に悩んだり、自信を失ったりする時、劉さんから励まして下さったことも大きな支えでした。

3.面接前の準備をしっかりすること、暇があったら、準備した内容を自分自身で繰り返す努力をすること。面接準備の過程は自分のことを再認識する過程とも言えるでしょう。自分の転職動機・理由、今まで身につけたもの、将来の目標などは自分自身に聞き返しながら、その答えを論理的に整理。通勤する時や休憩などの暇な時、自分の中でシュミレーションすることが重要です。
特に外国人である場合、その努力は欠かせないでしょう。

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関連記事:

プロジェクトマネージャー(PM)が年収を上げるために必要なこと
https://www.axc.ne.jp/media/careertips/pmannualincome

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今回は、ソフトハウスのプロジェクトマネージャーから大手コンサルティングファームのシニアコンサルタントへの転職事例についてご紹介しました。キャリアでお悩みの方は、ぜひアクシスコンサルティングにご相談ください。


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