SEに必要な基本スキル その１『洞察力』

こんにちは。

これから何回かに分けてSEに必要な基本スキルについて

書いていきたいと思います。

記念すべき第一回は『洞察力』です。

SEやPM、PLにとって『洞察力』はとても大切なスキルだと思います。

複雑なシステムの”肝”を見出す為には、『洞察力』は欠かせません。

それでは『洞察力』とは何でしょう？

広辞苑では「よく見通すこと、見抜くこと」とされています。

それ以外の書籍では「未来を見据える力」とか

「複数の情報を瞬時に整理すること」と様々です。

ＳＥにとっては『見えない構造を見抜く力』だと思います。

つまり『与えられた情報や知識の蓄積から総合的整理し、

問題の核心を捉えること』です。

ITの現場で言えば、ヒヤリングや要件定義でお客さんと

お話しをしていく中で、言葉の節々から『なぜこのタイミングで

この話しをするのだろう？』などの小さな疑問から、話の全体像を

イメージし、隠れた問題点を見抜く力は、大切な洞察力です。

不具合報告が入った場合、大きな切り分けのために、

小さな現象の一つ一つに目をむけ、システムも全体像をイメージしながら、

『なぜその現象が起こったのか？』を考え、そこから様々な仮設を立てる力も、

大切な、洞察力の一つでしょう。

逆を言えば洞察力を鍛えなければ、一流のＳＥにはなれないという

考え方もあります。

それでは洞察力を鍛えるにはどうするのか？

簡単に言えば、常に『なぜ？』『なぜ？』という視点を持つことだと思います。

普段の生活でも『なぜ？』を意識し続けることで段々と磨かれていくモノだと

思います。

他には洞察力の鋭い人と一緒にいて『なぜ、こう考えるのだろう？』という

視点で考えるのも良い方法だと思います。

逆に、洞察力が鋭い人が気をつけないといけないのは、

自分の洞察力を信じすぎないことでは無いでしょうか？。

必ず他の見方があるという事を信じて考え抜くと他の答えが出るかもしれません。

謙虚に考え抜く。そこに更なる成長の鍵があるかも知れませんね。