コンサルティングファームから事業会社CEOポジションというキャリアの歩き方

【目次】

          1. コンサルティングファームから直接CEOというパスは稀
          2. まずは事業責任者やNo.2として実ビジネスでの経験を積むのが王道
          3. ただし、差し迫った0ベースからの事業立案が必要な企業が、戦略コンサル経験者を求める場合も
          4. 総合系のコンサルからはVCやPEのバリューアップ担当がハマりやすい
          5. (おまけ)「バリューアップ」の立ち位置は商社とファンドで異なる

コンサルティングファームから直接CEOというパスは稀

今までの事例を鑑みると、正直なところコンサルティングファームから直接事業会社のCEOに抜擢されたケースは極端に少ないと言えます。理由としては、コンサルとCEOではスキルセットが全く異なるという点が一番に挙げられるでしょう。

ベンチャーキャピタル(VC)やプライベート・エクイティ(PE)からも経営経験者を紹介して欲しいという声はあり、需要はあるものの、採用されるのは似通った業態・業種の人材というのが実際のところです。

例:健康美容メーカーの社長候補には健康食品会社の社長経験者が就任など

まずは事業責任者やNo.2として実ビジネスでの経験を積むのが王道

コンサルティングファームからのCEO直接ルートは非常に稀ですが、例えば、前職の事業会社で事業責任者やナンバー2といった立場を経験していると話はスムーズです。この場合コンサルタントから事業会社の中堅として入社して、そこから経営層まで一気に上り詰める、というのが王道でしょうか。

こういった実ビジネスや全方位での社員マネジメント経験があると、CEOというポジションでの採用の可能性が高まります。

(参考事例)スターバックスCEO 水口 貴文氏

PwCコンサルティング合同会社⇒LVJグループ株式会社(グループ会社の副社長からCEO)⇒スターバックス(COOからCEO)  https://www.consulnews.jp/2016/05/13/starbucks_ceo/

ただし、差し迫った0ベースからの事業立案が必要な企業が、戦略コンサル経験者を求める場合も

頻繁に発生するケースではありませんが、事業会社でCEO候補としてコンサル経験を求めるケースもあります。

理由としては、

  • 前任の社長が優秀であり、会話を成り立たせるためにもスピード感があり対話力の高いコンサルタントを入れて、半年間ぐらいで引き継いで社長になってもらいたい。(あくまでも前任者に寄ってしまうケース)
  • 非常に業績が悪く、今までのルールが使えない。新規事業をなりふり構わず立ち上げないといけない状態にある。
  • 今まで扱ってきた業界・領域とは別で、新しいフィールドに飛び出していくフェーズにある。

などでしょうか。

「前任者の戦略的思考を引き継ぐ」、「前例のないところで,、0ベースから物事を考えてくれる人を求める」というときは、戦略系のコンサルを取るケースが多いようです。一方で、今までの事例として、総合系コンサルファームの人材で事業会社のCEO候補に挙がるケースは想像以上に少ないのが現状です。

総合系のコンサルからはVCやPEのバリューアップ担当がハマりやすい

VCやPEでバリューアップ専任担当として、売上利益をアップさせるなどという経験も、CEOへのキャリアパスに繫がります。なぜなら、「経営陣に入って3年間という限られた期限のうちに結果を残す」、この経験がずばり経営者に与えられる試練であり経験だからです。

投資した企業に経営陣の一員として入り、3年程度のスパンで「これだけ売り上げを残さないと後がない」というPLの責任を持って泥臭くバリューアップを行う専任担当者に課されるプレッシャーは当然のことながら大きなものです。そこで奮闘し結果を残すと、ファンドから「ここの案件有難う、じゃあ次はここの会社に社長候補として入って」と言われることもあるのだとか。

ちなみに、PEのバリューアップポジションは、戦略系よりも実行フェーズまで踏み込んだ業務改革系のマネジメントコンサルタントの方がマッチングする可能性が高いと言えます。
先日、実際に外資系総合ファームの業務コンサルタントから海外進出を推進する官民ファンドに入社した方がいらっしゃいました。(このケースでは、英語が完璧で、海外進出のサポートができるという点も採用に大きく働いたようです。)

(おまけ)「バリューアップ」の立ち位置は商社とファンドで異なる

ファンドと同じく、商社にも買収後のバリューアップポジションがあります。

参考:コンサルタントがファンドで活躍するために重要なこととは? https://www.axc.ne.jp/media/column-career-change-case/fund-career

業務としては、商社の事業部門と一体となり、事業部投資案件の買収前検討、デューディリジェンス、エグゼキューション〜PMIに従事する、といった流れが多く見られます。買収後のバリューアップが中心なので、PEと同じく戦略系か業務改革系コンサルティングのスキル・経験が活きるのがメリットです。

一方で、同社内に事業部門があることから、ファンドよりも大きな組織で投資やバリューアップを行っているのも特徴と言えるでしょう。しかも、大手の商社の場合、投資の実権を握っているのは繊維・金属・金融といった一般に言う「事業部サイド」です。バリューアップはそこを支えるミドルオフィス的な役割が大きく、時には「バリューアップも(事業サイド)がやります」となりやすい環境です。こういったフィールドでの活躍を視野に入れるとなると、投資を行っている事業部サイド側との間でコミュニケーション力、信頼を置かれる実績などといった「関係構築能力」が求められてくるようです。

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今回の記事では、コンサルティングファームから事業会社CEOポジションというキャリアの歩き方をご紹介しました。

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