ケース面接の代表的なパターンと例題・解答【現状の利益把握と利益拡大策③<学習塾企業の利益拡大>】

ケース面接の代表的なパターンと例題・解答【現状の利益把握と利益拡大策③<学習塾企業の利益拡大>】

ケース面接において、単一店舗の利益推計・拡大を扱うよりも複雑なのが、企業全体の利益推計・拡大策です。

今回は、学習塾企業の利益推計と利益の拡大策について考えてみましょう。

【課題】

50拠点ある都内の学習塾チェーン店の利益水準と利益を50%増やす方策を考えよ。

今回のケースでは、すでに売上額が前提として与えられています。利益を考える土台として、この企業がどのような事業規模なのか推計してみましょう。

前提の設定

まず、塾の数はどのくらいなのか推計します。塾のサイズは、本来はさまざまですが、ここでは平均的な拠点のサイズを以下の通りに仮定します。

  • 教室数が5つ
  • 1つの教室の定員が20席

多数の拠点を抱えるタイプの学習塾なら、平均的な規模かと思います。学習塾の平均的なサイズについて知っている方はそう多くないため、分解のロジックが誤っていなければ大きな問題はないでしょう。加えて次の前提をおきます。

  • 平均的な1名あたりの受講コマは週3.5コマ
  • 月謝は平均で3万円
  • 1日に平日2回転・休日3回転の授業を行う
  • 1コマあたり教室定員の80%(16名)が受講している

塾は学年が上がったり、受験が近かったりすると1名あたり・週あたりの受講コマ数が増えます。低学年では1~2コマだったものの、受験対策を始める高学年で週5日になるケースも考えられるため、平均週3.5コマは自然な量でしょう。

1つの教室で、平日なら1日に2回くらいは授業ができ、休日は昼過ぎから開講できるため3回と設定します。すべての授業が定員いっぱいになるとは限らないため、1コマの平均受講者数は16名(教室の定員の80%)とします。

売上の推計

以上の前提から、1拠点がどの程度の売上を獲得するか推計しましょう。塾は1週間のサイクルで運営されるケースが多いため「週間の授業数と受講人数、1週間の1名あたりの受講コマ数をもとに、1拠点の生徒数を試算」したうえで、そこに月謝をかけて売上を計算します。

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