ケース面接の代表的なパターンと例題・解答【現状の利益把握と利益拡大策<東京メトロの売上推計と売上拡大策>】

ケース面接の代表的なパターンと例題・解答【現状の利益把握と利益拡大策<東京メトロの売上推計と売上拡大策>】

公共交通機関は、しばしばケース面接のテーマに挙げられやすい領域です。店舗のように点で行われる事業ではないため、変数が多くなりやすく、フェルミ推定などをうまく活用した納得感の高い分析が求められます。

今回は「東京メトロの任意の路線の売上推計と売上拡大策を考えよ」という課題が与えられたとします。この考え方と回答についてまとめました。

解き進めるための準備

このように、ある程度志望者の意向に沿って選択したうえで、その対象について考えていく問題が出題されるケースも少なくありません。基本的には、選択肢の中から自分の馴染みのある選択肢を選んで分析を進めるのがセオリーです。

今回は、東京メトロの東西線を選択したものとして分析を進めます。自分に馴染みのある路線を選ぶからには、ある程度路線の基本的な情報等を踏まえて分析を進めることを期待されます。

また、今回の例題では売上拡大の目標幅について明記されていません。こうした出題ケースもしばしばあるため、落ち着いて対応しましょう。

問題の条件として記載はありませんが、このケースにおいては、自分の提示した対策の売上拡大幅を定量的に示した方が良さそうです。

こちらは回答に記す必要はありませんが、東京メトロ東西線の情報について簡単にまとめておきます。

  • 東京都の中野駅から大手町を通って千葉県西船橋をつなぐ。相互乗り入れにより西は三鷹、東は津田沼・東葉勝田台まで直通
  • 中野から西船橋までだけでも30.8kmあり、東京メトロの路線としては長い
  • そのため、千葉県側にて快速運転が行われている
  • 中央線や総武線などと多くの部分で並走していて競合が激しい

ここでは、候補者が上記の基本データについて、面接の場で調べなくとも理解している前提で分析を進めます。実際にこうしたお題に直面した場合には、基本情報についてある程度理解している路線を選びましょう。

東西線の売上推計

まずは東西線の売上推計をしましょう。路線の売上は次のような式で決まります。

1日の売上高=乗車人数 ✕ 1名当たりの平均運賃

1日の乗車人数の推定

乗車人数の推定は、本件において最も重要な部分となります。解き方としては「①沿線人口や鉄道利用率」から推定する方法と「②鉄道のキャパシティや乗車率を設定」して推定する方法があります。

正解はありませんが、今回は②を利用します。背景として同路線は中央線と競合していて、両路線の利用シェアについて、補足情報がない状態で推計するのが困難と想定されるためです。

沿線人口についても、面接の場で東西線の通過する市や区・人口規模などを計算するのが難しく、難易度が高いと想定されます。こうしたケースでは「詳細なデータなし」でも論理的な推計ができる方法で検討を進めるのも重要です。

鉄道のキャパシティで計算する場合、次の式で1日の利用者を推計できます。

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