【2024→2025年比較】内定データから読み解くキャリアトレンド

一方で2025年に入ってから、求人側が求めるものの焦点が一段変わりました。ポイントはシンプルで、「何をDXするのか/どこまで責任を持つのか」が、より厳密に問われるようになったことです。
本記事では、AXIS Agentの転職支援における内定実績をもとに、2024年→2025年の変化を“トレンド”として整理します。
※掲載している内容は支援実績に基づく観察であり、市場全体の統計ではありません。
※個人・企業が特定されうる情報は扱わず、社名は企業タイプ表現に置換しています。
Index
結論:2025年は「DXの次のステージ」——“導入”から“実装・運用”へ
2024年に目立ったのは、いわば「DXを前に進めるための主力職種」でした。
- IT/DX・テクノロジーコンサル(クラウド、アーキテクチャ、ERP、運用高度化など)
- ビジネス/業務コンサル(業務改革、BPR、SCM、全社変革など)
- 戦略/経営コンサル(変革、新規事業、戦略立案)
2025年は、この構図を保ちながらもトーンが変わっています。
キーワードは次の6つです。
- 生成AIが“テーマ”から“職種”になった(導入・変革・アーキテクチャに分化)
- SAP/ERPが“導入”から“経営管理・高度化(FP&A/EPM)”へ広がる
- 業界別(保険・TMT・製造・エネルギー等)の専門コンサルが増える
- リスク・セキュリティ・ガバナンスが前に出る
- 西日本(関西・福岡)やロケーションフリー求人が“構造化”して増える
- 事業会社で「経営企画×DX」「事業開発」「PdM(プロダクトマネージャー)」が存在感を増す
以降、2024年→2025年で「何がどう変わったか」を解説します。
1. 生成AI:2024は“点”、2025は“面”(しかも責任範囲が広い)
2024年:AIは「一部の尖ったポジション」か「データ文脈」で登場
2024年にもAI関連求人は存在しましたが、印象としては「AIに関わる業務を担う人」として限られていました。例を挙げるなら、
- AI研究開発色の強い組織の専門職
- 大手コンサル/大手SIerのデータサイエンティスト・アナリティクス
- “Digital & AI”を掲げるコンサル職(AIがテーマの一部)
といった、専門家・一部組織に閉じた採用が中心でした。
2025年:AIが“職種の柱”になり、「導入」「業務変革」「アーキテクチャ」まで分化
2025年は様子が変わります。求人は、概ね次のように役割が分かれてきました。
| ポジション | 具体的な役割 |
| 生成AIコンサル | ユースケース設計、業務実装、定着まで |
| AI導入支援(AI CoE/推進) | データ基盤〜活用、業務KPI接続 |
| AI・アナリティクスコンサル | データ基盤〜活用、業務KPI接続 |
| AIアーキテクト | モデル活用を前提にしたシステム設計・統制 |
| AIプロダクト企画/事業企画 | SaaS・プロダクト側の価値設計 |
変化の本質
- 2024年:AI人材=一部の専門家
- 2025年:AI=全社変革の標準装備
→ だから“職種”として増え、責任範囲に応じて分化する
求められる役割が「AIモデルの話ができるか」以上に、「“AIを業務にどのように組み込み、運用で回して、リスクも含めて設計できるか」”へ移りました。
2. SAP/ERP:2024は“需要旺盛”、2025は“深掘り+周辺への拡張”
2024年:ERPはIT/DX領域の中心テーマ(導入・運用・部門横断)
2024年はERP(特にSAP)関連が複数社で継続的に強く、DX・ITコンサルの王道テーマでした。
2025年:ERPは継続しつつ、「経営管理」「会計×IT」「基盤」へ“厚み”が増す
2025年はERPそのものに加えて、周辺領域の求人が目立ちます。
- 経営管理(FP&A)/EPM導入
- Finance Transformation(経理・経営管理の変革)
- 会計×IT(業務とシステムの接続)
- ERP基盤(BASIS等)
- 人事領域×ERP(HCM/HXM)
変化の本質
“ERPを入れる”から、“ERPを使って経営の方手法を変える”へ。
導入勝負というより、マネジメント変革の勝負に寄っています。
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