レバレジーズ・コンサルティング・グループ株式会社 インタビュー/「人材×コンサル」で日本のIT課題を根底から解決する。LCGが目指す“内製化支援”の真髄とは

IT人材不足が深刻化する日本において、IT人材支援領域で圧倒的なシェアを誇るレバテック。そのレバテックを擁するレバレジーズグループが、満を持して立ち上げたのが「レバレジーズ・コンサルティング・グループ(LCG)」だ。
大手ファーム出身の熟練コンサルタントによる戦略・企画力と、国内最大級のエンジニアプールを掛け合わせ、「顧客の内製化」を強力に推し進める独自のモデルとは。立ち上げを牽引する髙山賀嗣様(コンサルティング事業部 ディレクター)、田代大輔様(コンサルティング事業部 立ち上げ責任者)に、新組織設立の背景や、既存の大手コンサルティングファームとの違い、そして目指す世界観についてお話を伺いました。
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支援者から「事業を作る当事者」へ。大手ファーム出身者がベンチャーを選んだ理由
佐藤
まずはお二人のご経歴と、なぜこのタイミングでレバレジーズグループ(以下、レバレジーズ)への参画を決めたのかをお聞かせください。
田代様
私は2008年にアクセンチュアに入社し、髙山と同時期に在籍していました。私は主にテクノロジー領域で、金融機関のシステム統合に伴うDWH(データウェアハウス)構築や、小売業界のデータ可視化など、「データをどうビジネスに活かすか」というテーマに約8年間従事しました。
その後、「もっと経営に近い場所で、意思決定全体を見渡せる仕事がしたい」と思い独立し、ATLIKE株式会社というITコンサルティング会社を創業しました。小さな会社でしたが、営業から採用、経営まで全てを経験し、会社を育てていく面白さを感じていました。
レバレジーズとは、実はATLIKE株式会社時代から取引がありました。レバテックのフリーランスエンジニアの方々にプロジェクトへ参画していただいていたのです。その中で感じていたのは、レバテックから紹介される人材の質の高さと、担当者の誠実さでした。
昨今、IT業界ではM&Aによる再編が活発ですが、単独での成長に限界を感じていたタイミングでご縁があり、2023年に会社ごとレバレジーズグループに参画しました。そして2024年4月から、この新設されたコンサルティング事業の立ち上げ責任者として動いています。

髙山様
私は新卒でアクセンチュアに入社し、約10年間、エネルギーや素材化学業界のお客様を中心にSAPの基幹刷新やBPR(業務改革)に従事していました。その後、3.11以降の電力・ガス自由化に伴うシステム改変や新規参入支援などを経験した後、アビームコンサルティングへ転職しました。
アビームでは約9年間在籍し、その多くを海外駐在、具体的にはジャカルタで過ごしました。そこでは商社のお客様と共にジョイントベンチャーを作ったり、自動車ディーラーのマネジメントシステムを現地のSIerと協働して構築したりと、非常に幅広い経験を積むことができました。
転職を考えたきっかけは大きく3つあります。
1つ目は、職位が上がるにつれ相対するお客様がCXOクラスになり、彼らが「事業責任を持って意思決定していくスピード感」に魅力を感じたことです。コンサルタントとして「これが最適解です」と支援する立場から、リスクを負ってディシジョン(決断)する事業会社の側に行きたいという思いが強くなりました。
2つ目は、コンサルティング業界自体の変化です。これまでの「人月単価」のビジネスモデルだけでなく、新しいサービス形態が必要だと感じていました。
そして3つ目が、レバレジーズ代表の岩槻の存在です。創業20年で売上1,400億円超規模まで成長させながらも、上場せずに「社員にとっても顧客にとっても良いビジネス」を追求し続けている姿勢に感銘を受けました。ここでなら、事業会社としての醍醐味とコンサルティングの経験を掛け合わせ、新しい価値が作れると確信し、2024年2月に入社しました。

LCGが挑む、本質的な企業変革支援。業界最大規模のエンジニアプールを武器に。
佐藤
レバレジーズ・コンサルティング・グループ(LCG)設立の背景について教えてください。
田代様
最大の目的は、企業の変革や成長に向けて、より本質的な価値提供を実現できる組織を確立することです。
レバレジーズグループはこれまで、レバテックを通じて多くの企業の開発現場やDXプロジェクトに関わってきました。その中で見えてきたのは、企業が抱える課題が単なる「人材不足」にとどまらないという実態です。
これまでもQA(品質保証)などのテスト領域ではチーム支援を行ってきましたが、「システムを作る」さらに手前の「どう作るか」「何を作るか」というコンサルティング領域へのニーズが高まっていました。そこで、単なる人材支援にとどまらず、顧客の課題を根本から解決するための専門組織としてLCGを設立しました。
髙山様
LCGの強みは、この「コンサルティング機能」と「圧倒的なエンジニアプール」の掛け合わせにあります。
一般的なコンサルティングファームでは、戦略を描くことはできても、実際にシステムを開発・運用するフェーズになると「人が足りない」「単価が合わない」という壁にぶつかりがちです。
しかし私どもには、レバテックが有する累計登録者数68万人(2025年3月時点)というIT人材のネットワークがあります。LCGのコンサルタントが上流の戦略やPMOを担い、実装部隊としてレバテックのエンジニアをアサインする。
これにより、大手ファームと同等の品質を担保しながら、コストを抑えつつ、かつスピーディーに大量の人材を動員できる体制が構築できます。これは、既存のコンサルティングファームには真似できない独自のスキームだと自負しています。
目指すは「脱ベンダーロックイン」。顧客の中にナレッジを残す“内製化支援”
佐藤
具体的なサービス内容や、注力しているテーマについて教えてください。
田代様
私たちが掲げている大きなテーマの1つが「内製化支援」です。これは代表の岩槻が掲げる「関係者全員の幸福の追求」という理念のもと、レバレジーズグループの事業の軸としている「社会課題の解決」にも直結しています。
日本のIT業界の構造的な問題として、ユーザー企業がシステム開発を外部ベンダーに丸投げしてしまい、ブラックボックス化してしまう「ベンダーロックイン」があります。
「気づいたらその製品を使い続けないといけない」「そのベンダーしか仕様を知らないので高い保守費を払い続けるしかない」といった状況です。これでは、企業が自らDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めようとしても、足かせになってしまいます。
私たちは、この「負」を解消したいと考えています。コンサルタントに過度に依存するのではなく、お客様の中に人材が育ち、ナレッジが蓄積される仕組みを作る。お客様が自走できる状態(手離れ)を目指して支援する。それが結果として、日本のIT競争力を高めることにつながると信じています。
髙山様
私は大手ファーム時代、商社などの事業戦略支援も行ってきましたが、ITレイヤーにおいては、やはり「仕組みとしてどうにもならないベンダー依存」を目の当たりにしてきました。AIの進化やSaaSの普及により、本来であればもっと柔軟にシステムを内製化できる時代になっています。
LCGでは、たとえば「ラボ型開発」という手法を取り入れています。これは、お客様の社内に我々のコンサルタントとエンジニアがチームとして入り込み、アジャイル開発などを通じて、お客様の社員の方々と一緒に開発を進めるスタイルです。
実際に私が担当している案件でも、大手メーカー様や商社様に対して、開発効率向上のための診断からロードマップ策定、そして実装までをクイックに行っています。
「コンサルタントが必要なくなる未来」が来るかもしれないという危機感も持ちつつ、それでも今、我々が間に入って「内製化」を支援することには大きな意義があると考えています。
佐藤
実際にどのようなプロジェクトが動いているのでしょうか?
田代様
たとえば、あるWebアプリケーション企業様の案件では、開発チームに我々のスクラムマスターが入りました。単に開発を代行するのではなく、アジャイル開発の作法やチームビルディングの手法を数サイクル回しながら伝授し、最終的にはお客様のメンバーだけでスクラムが回るように支援しました。
結果として「ビジネスと開発のスピードを維持しながら、自分たちでプロダクトを改善できるようになった」と高い評価をいただき、今も良好な関係が続いています。
髙山様
私は現在、大手電機メーカー様のプロジェクトで、開発プロセスの改善やERP刷新に向けたBPRなどを担当しています。
また、レバレジーズグループ内にはAIやデータサイエンスの専門部隊もいますし、自社でSaaSプロダクトを開発しているチームもあります。そうした社内の知見(SME:Subject Matter Expert)を、コンサルティングの現場に即座につなぎこめるのも強みです。
たとえば「GitHubの最新の活用事例を知りたい」となれば、社内の開発チームにヒアリングして、実運用に基づいたリアルな知見をお客様に提供できます。これは、自社で事業を持っていない純粋なコンサルティングファームには難しい、事業会社内包型コンサルティングならではの価値だと思います。

スピード感は「3営業日」から「即レス」へ。事業会社×ベンチャーの独自カルチャー
佐藤
組織風土や働き方について、大手ファームとの違いをどう感じていますか?
髙山様
一番感じるのは「事業会社としての手触り感」と「ベンチャーらしいスピード感」ですね。
大手ファームだと、フリーアドレスで自席がないのが当たり前でしたが、ここではメンバー一人ひとりに席があります(笑)。これはささいなことのようで、「帰属意識」や「チーム感」を生む上で意外と重要だと感じています。
また、意思決定のスピードが段違いです。大手だと契約書のレビュー1つとっても、ワークフローを回して「法務確認に3営業日かかります」というのがザラでしたが、ここではSlackで相談すれば「ちょっと優先度上げてもらえませんか?」「OKです!」といったやり取りで、即日解決することも珍しくありません。
若手社員が多く、営業部門や管理部門との物理的な距離も近いので、部門間の壁がなくフレキシブルに動ける。この「融通が利く」環境は、プロジェクトを進める上で非常にストレスが少なく、楽しいですね。
田代様
「利他性」が高いメンバーが多いのも特徴です。レバレジーズグループ全体の採用基準としてカルチャーフィットを重視しているためか、自分の利益だけでなく「他者のために」「チームのために」動ける人が集まっています。
中途入社の方でも「話しかけづらい」という人がほとんどおらず、部署の垣根を超えて勉強会を開いたり、ナレッジを共有し合ったりする文化が根付いています。
髙山様
そうですね。職位に関係なくフラットに議論できるのも良いところです。大手だとパートナー(役員)クラスと若手が気軽に話す機会は少ないですが、LCGでは席も近いですし、Slackでもオープンに会話しています。
「このメール、お客さんに送っていいですか?」「いいよ、いってらっしゃい!」みたいな(笑)。そのスピード感で任せてもらえるので、若手も自信を持って働いている印象があります。
まだ「型」はない。だからこそ、理想のコンサルファームを自分たちで作れる
佐藤
これから入社される方には、どのような環境やキャリアが待っているのでしょうか?
髙山様
今はまさに「組織の立ち上げフェーズ」です。評価制度、採用基準、ナレッジ管理の仕組み、果ては名刺のデザインに至るまで、全てをこれから決めていく段階です。
「大手のような完成されたメソッドや研修制度がないと不安」という方には不向きかもしれませんが、「既存のコンサルのやり方に疑問を感じていた」「理想の組織を自分で作ってみたい」という方には、これ以上ない面白いフェーズだと思います。
プロジェクトに関しても、私の担当領域である大手企業の基幹システム系から、田代が強いデジタル・データ領域、さらにはM&A後のPMIやITデューデリジェンスまで、案件の幅は非常に広いです。
「ずっとERPだけやってきたけど、もっと違う領域に挑戦したい」「商社業界の知見を活かして、製造業の支援もしてみたい」といったクロスインダストリーのキャリアパスも、今の規模感だからこそ柔軟に実現できます。
田代様
そうですね。まだ「型」が決まっていないからこそ、手を挙げれば何でもできる環境です。
「新しい技術を使ったラボを作りたい」「この業界向けに新しいソリューションを開発したい」といった提案も大歓迎です。レバレジーズという安定した母体がありながら、社内ベンチャーのように新しいことに挑戦できる。失敗しても、それを糧にまた次へ進めばいいという文化があります。

佐藤
最後に、候補者の方へのメッセージをお願いします。
田代様
私たちは、本気で日本の「業界課題」を解決したいと思っています。
「日本のIT競争力を高めたい」「企業が自ら変革を推進できる組織づくりに貢献したい」といった思いに共感してくださる方、そして、解決策がまだ見えていなくても「前に動かしたい」という熱意のある方と一緒に働きたいですね。
お客様のために、そして日本企業が元気になるために、泥臭いことでも厭わずに取り組める方をお待ちしています。
髙山様
今のLCGは、制限を取り払って自由に考えられる場所です。
大手ファームでは「組織の縦割り」や「KPIの壁」で実現できなかったことでも、ここでは「顧客のため」「事業成長のため」であれば、一丸となって取り組めます。
コンサルタントとしてのキャリアをさらに高めたい方はもちろん、「事業会社とコンサルのハイブリッド」のような環境で、新しい価値創造にチャレンジしたい方にとって、最高の舞台が整っていると思います。
「仕組みがないからこそ、やれることがある」。そうポジティブに捉えて、一緒にこの新しい船を漕いでいける方と出会えるのを楽しみにしています。

2008年にアクセンチュア株式会社へ入社。大手企業を対象に、データ活用による業務改革、分析プラットフォーム構築、データ可視化を活用したBPR/BPO推進などに従事し、企業のデータドリブン経営の実現を支援。
2017年にATLIKEを創業。「日本の企業を元気にし、グローバル企業にする」というミッションのもと、企業規模を問わず多くの企業の経営変革・事業成長に従事する。
2023年にATLIKEのグループ参画に伴いレバレジーズグループへ参画。現在はレバテックの各事業との連携を通じ、コンサルティング支援にとどまらず、IT企業との共同提案や地方自治体とのアライアンス構築などを推進している。

アクセンチュア株式会社にて、SAPインフラ領域を中心にエネルギー業界の顧客を対象としたシステム導入・基盤構築プロジェクトに従事。
その後、アビームコンサルティング株式会社では、エネルギーシステム導入やアジア展開、データ基盤構築、日本初となる非財務SaaS導入支援、海外M&AのITデューデリジェンスなど、多岐にわたるプロジェクトをリード。
現在はレバレジーズ・コンサルティング・グループに参画し、戦略立案から実行までを一体で支援するコンサルティング事業の拡大に取り組んでいる。
2026年1月にレバテック株式会社からコンサル事業をカーブアウトし、レバレジーズ・コンサルティング・グループ株式会社として新会社を設立。
「レバテック」を通じて培ってきたエンジニアネットワークと知見を掛け合わせ、企業のDX/AX推進を支援するコンサルティング事業を展開。企業が自ら変革を推進できる体制の構築を目指し、事業戦略の策定からシステム開発・運用、組織変革までを一気通貫で支援している。

アクシスコンサルティングは、コンサル業界に精通した転職エージェント。戦略コンサルやITコンサル。コンサルタントになりたい人や卒業したい人。多数サポートしてきました。信念は、”生涯のキャリアパートナー”。転職のその次まで見据えたキャリアプランをご提案します。
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