株式会社BiT&Company 代表インタビュー/「仕事が人生の充実に繋がる会社を作りたい」──代表・宮本氏が語る、高報酬と働きがいを両立するコンサルファームの全貌

ベイカレント、KPMG FASを経て、20代で独立・起業。株式会社BiT&Companyを創業した代表取締役 宮本駿様は、「仕事を通じて人生が充実する環境」を本気で追求しています。
高報酬×柔軟な働き方を実現しながら、生成AI領域で独自のポジションを築く同社の戦略と、そこに込められた思いをお聞きしました。
Index
大手ファームのパートナー陣を見て感じた違和感が、起業の原点
アクシス
宮本様のご経歴と創業の背景をお聞かせください。
宮本様
新卒でベイカレントに入社し、2年間BPRを中心にITシステムやデバイス導入のPMOを担当しました。新業務の設計や、ベンダーマネジメント、システム選定、プロジェクトマネジメントが主な業務です。3年目にKPMG FASへ移り、ITデューデリジェンスと基幹システムの導入に携わりました。5年目で独立して業務コンサルを1年間行い、6年目にBiT&Companyを設立しています。
アクシス
起業に至った動機は何だったのでしょうか。
宮本様
端的に言うと、仕事をもっと充実させたかったことが動機です。ベイカレントもKPMG FASも仕事自体は面白かったのですが、パートナーやディレクター陣がかなりしんどそうに働いていて。それが人生の喜びであればいいのですが、僕が出会った範囲では、そうではない方ばかりでした。もっとワクワクしながら働ける環境はないかと探した結果、事業会社に行っても、ファンドや戦略コンサルに移っても変わらなそうだと感じ、まず個人事業主になりました。
ただ、大学まで野球部だったこともあり、チームで何かを達成することに意義を感じるタイプで、個人事業主だと自分のできる範囲でしか仕事が来ないことや、仲間と考え抜いたアプローチでクライアントに貢献する喜びが無いことを痛感し、きっと数年で飽きてしまうと感じました。その結果、チームで力を掛け合わせて新しい領域にチャレンジしたいという思いが強くなり、会社を立ち上げました。
アクシス
「仕事の充実」へのこだわりには、何かルーツがあるのでしょうか。
宮本様
実は大学の入学試験のテーマが「幸福度」でした。それ以来、OECDの世界幸福度調査や、神戸大学が出している国内の幸福度に関する論文など、ずっとアンテナを張ってきました。日本は幸福度が低いと言われており、自分の周囲を見ても仕事に対して超ポジティブな人にはなかなか出会ってきませんでした。自分自身も変わりたかったですし、周りの人も明るい気持ちで働ける場所を作りたい。その想いが、今の高報酬×働きやすい環境づくりに繋がっています。

外部資本を入れない、未経験者を採らない。独自の構造設計が生む「高報酬×高品質」
アクシス
コンサルファームが次々と立ち上がる中で、BiT&Companyならではの強みはどこにありますか。
宮本様
一番分かりやすいのは、社内外に対するバランス感の良さです。社内に対しては、マネージャー以上にも営業ノルマがなく、稼働時間も抑えられている中で、大手ファーム同等かそれ以上の報酬水準を実現しています。お客様に対しても、ビッグファームより安い単価で質の高い人材を提供できます。
この構造を可能にしている背景が、外部資本を入れないことと、未経験者を採用しないという2つの方針です。全員が経験者なのでマネジメント工数が少なく、炎上もほぼない。さらに稼働率がほぼ100%に近く、未稼働コストになる瞬間が会社全体としてほとんどありません。大手だと稼働率80-90%台もよくありますが、当社はそこが大きく違います。加えて、付加価値の高い領域──PM/PMO、基幹システム、AIといった分野に集中して営業をかけており、顧客基盤も安定してきたことで、一案件に依存せずストック型の収益構造になっています。
もう1つの特徴が、生成AI分野です。全案件の3〜4割がAI関連で、しかもエンジニアリングまで一気通貫でできるコンサルファームは、この規模・価格帯ではかなり稀有だと思っています。
前職比プラス250万円。従業員満足度調査で見えた「高い納得感」と「伸び代」
アクシス
実際に社員の方々の満足度はいかがですか。
宮本様
ちょうど年度末に従業員満足度アンケートを実施しました。5点満点中、平均3.5〜4.0という結果で、正直ホッとしました。特に高評価だったのは報酬面です。前職から平均250万円ほど年収が上がっていて、やっていることに対する報酬の不満はまったくありませんでした。働き方についても、お客様を満足させていれば場所も時間も柔軟で、のびのびできるという声が多かったですね。
裁量面や、制度への意見が反映されるスピード感も好評でした。「こういうツールを使ってデリバリーしたい」「社内プロジェクトで経験を積みたい」といった声がすぐ実行に移され、チャレンジしやすく、風通しが良いという点は、当社の大きな強みだと思います。 一方で課題も見えました。1つは福利厚生の周知不足。直近3カ月で急速に制度を整えたので、まだ詳細まで把握できていないメンバーが多かったです。もう1つは、フィードバック文化の強化です。27〜34歳前後の現場リーダー層が中心の組織なので、上位者から学べる環境や、案件間での知見共有の仕組みを整えていく必要があると感じています。そのため、早速次月から、大手ファームでディレクターを務めた方に外部メンターとして入っていただきつつ、ケイパビリティとキャラクターを踏まえ、社内でのメンター/メンティーのマッチングも見直すことにしました。
「BiT&Companyでどう過ごすか」ではなく「人生をどうしたいか」を聞く
アクシス
キャリア設計の支援体制について教えてください。
宮本様
「バディシップ制度」があり、マネージャー以上とそれ未満のメンバーをペアにして、相互に情報交換や相談ができる場を作っています。今後は頻度を上げて、週1回15分のオンライン面談を行い(ペアで相談して30分にする場合も)、資料レビューなど実務的なサポートも充実させていきます。
加えて、僕自身が3カ月に1回、全社員と1対1で話すようにしています。その中で必ず聞くのは、「BiT&Companyで」という前提を外した上で、「人生をどうありたいか、どうしたいか」ということ。それを踏まえて、一緒に過ごしている時間で何に取り組むか、どうキャリアを設計するかを話し合っています。僕がKPMG FASを辞めたのは、「KPMG FASでどう過ごすか」という前提で聞かれたことに違和感を覚えたからです。だからこそ、入社前からそういう話をするようにしています。
アクシス
キャリア設計を通じて成長した社員の事例はありますか。
宮本様
元アクセンチュア・ソングで顧客体験領域をやっていたメンバーがいます。ソングではBPRやITコンサルの経験がなく、領域を広げづらいことや、単価も上げづらいという課題を抱えていました。当社に移った後、BPR案件に入り、途中まではアウトプットの方向性やマイルストーンの設計を一緒に行っていたのですが、お客様との関係構築が非常にうまくいき、1人でデリバリーできるようになりました。そこから拡大提案や継続提案もさせていただけるようになり、爆速で成長したなと感じています。
アクシス
1人で案件に入ることへの不安を感じる方もいると思いますが、そのあたりのサポート体制はいかがでしょうか。
宮本様
まず、案件を獲ってくるのは営業メンバーなので、自分で開拓しないと仕事がないことはありません。アサイン前にはメンバーのケイパビリティとお客様のニーズを丁寧にすり合わせ、アンマッチを減らしています。ただ一方で、まだコンサル10年に満たないメンバーが多く、市場として支援内容も複雑化している中で、得意領域だけを経験していくことはリスクとも感じています。結果的に得意領域をベースにしたアサインにはなりやすいのですが、僕としては、地頭/コミュニケーション能力/本人の意気込みといったポテンシャルを見て、柔軟にアサインした方が、ワンプールであり単価もリーズナブルにできているBiTだからこそ未経験領域にもチャレンジしやすい旨味があると感じています。また、0.2稼働でもいいのでその領域に詳しい人を入れたり、受注前から社内の詳しいメンバーとチャットグループを作ってヒアリングできるようにしたりするなど、1人であっても孤立しない環境は意識して整えるようにしています。

戦略1割、IT7割。チームで深く入り込むプロジェクトスタイル
アクシス
案件のテーマ構成や体制について教えてください。
宮本様
戦略系がM&Aや中計、新規事業で約1割。業務改善・業務設計が2〜3割。残りの6〜7割がITコンサルで、その中でPM・PMOと生成AIがほぼ半々です。期間は戦略案件で3カ月程度、それ以外は半年〜1年が最も多く、長いもので2年ほどになります。
体制としては、チームで入ることを意識しています。社内メンバーだけで見ると、1人で入っている案件は約22%。お客様にもチームで入る意義を丁寧に説明しながら、複数名体制を増やす方向で動いています。最大で8〜9名のプロジェクトもあり、シニアコンサルやコンサルタントも全員がフロントに立ち、お客様に直接アウトプットを出す機会を持てるようにしています。
お客様の人材を育て、自走させる。顧客ファーストの提案力
アクシス
代表的な案件事例をお聞かせください。
宮本様
製造業のお客様でAI開発と人材育成を同時に進めたいというご依頼がありました。通常のファームであれば、育成対象の下位層も自社で人を入れて稼ぎたいところですが、当社はお客様側からエンジニアを出していただき、開発の一部はお客様自身が担当。当社はフォローとディレクションに徹しました。お客様が育てば、さらに高度な提案ができる。そういう顧客ファーストの提案が、他社よりも高い実現度でできるのではないかと思っています。実際、このプロジェクトの満足度は非常に高いものになりました。
もう1つは、システムのリリース判定をAIで自動化するプロジェクトです。リリース判定はサービスが世に出る瀬戸際の極めてシビアな工程ですが、業務整理からAIでの実現方法の設計、開発まで当社のコンサルタントが一貫して担いました。初期のPOC段階ではOKが出ており、まさにAI×業務理解の両軸があってこそ成立する案件です。
AI×コンサルの独自ポジション。松尾研ネットワークと泥臭い知見の蓄積
アクシス
AI領域に強い理由は何でしょうか。
宮本様
コンサル出身でAI経験のあるメンバーを集めているのはもちろんですが、松尾研究所の現役マネージャーや松尾研発のベンチャー3社と協業しており、強力なネットワークがあります。社内にはコンサルが分かってAIを語れる人がいて、技術的に尖った部分は外部のエキスパートに入っていただく。コンサルファームでプロンプトエンジニアリング程度のAI活用支援をしているか、AIベンチャーで技術だけやっているか、どちらかに偏りがちな中で、その両方を組み合わせられることが当社の特徴です。
創業初期には、執行役員がAIベンチャーに常駐しながら、BiT&Companyのコンサル案件もこなすという二足のわらじで、泥臭く知見を蓄積してきました。そうした積み重ねが、今の強みに繋がっています。
2034年に500名、全員が満足度4.0以上の会社へ
アクシス
最後に、今後のビジョンをお聞かせください。
宮本様
お客様に対しては、当社を起点としてITコンサルや外部エキスパートをもっと使いやすくする「価格破壊のプラットフォーム」になりたいと思っています。今、AIベンチャーでさえ月額400万〜500万円の単価で人を出していますが、事業会社の役員1カ月分より本当に高い付加価値を出しているのか、ユーザー側が納得しているという声は聞きません。日本企業の成長にITスキルで寄与できる優秀な人材のプラットフォームを目指しています。
採用計画としては、実際は2次曲線だと思いますが、ベースとしては毎年50名ずつ増やし、創業10年にあたる2034年3月に500名体制が目標です。大きくなりすぎると品質と単価のバランスが崩れるリスクがあるので、数百名中盤が現実的なターゲットになります。
そして何より、500人全員が従業員満足度4.0以上の会社を作りたいです。仕事の時間が人生の充実に繋がっていると実感しながら働ける──その環境を、今まさに一生懸命作っています。今でもかなり実現できていると思いますが、今後さらにその完成度は上がります。仕事と人生の向上をリンクさせたい方に、ぜひ仲間になってほしいと思います。


大阪出身、大学から上京し、大学でも慶應大学体育会硬式野球部にて野球に熱中。新卒はベイカレントコンサルティングに入社し、BPRを中心に、ソフトウェアやデバイスの導入も支援。その後、KPMG FASにて、ERPパッケージ導入とITDDを多数経験。一方で、人生とキャリア設計がリンクしていない企業の課題を感じ、一度個人事業主として独立。その中で個人として受注できる範囲の限界や、チームでの達成感/やりがいを求め、前職退職前に感じた「仕事のやりがいが自己実現にリンクしたキャリア設計ができる場所を作りたい」という想いから、株式会社BiT&Companyを創業。併せて、日本企業のノウハウや資金や人材が外資系企業に大量に流れていることや大手コンサルファームによる支援の限界も感じ、少数精鋭で支援できる企業設計を実現。クライアントも創業メンバーもいない状態から、圧倒的な営業力と熱意で事業を拡大。今後も日本企業およびコンサルティング業界で働く人の成長や自己実現に向けて邁進中。

IT/AIコンサルティングの知見を主軸に、戦略,組織,業務,ITと幅広いタレントが揃い、新規事業立案からシステム開発、業務改革からAIソリューション開発など、課題ドリブンで、一連のプロジェクトを一気通貫で御支援可能。3期目で年商約10億円まで成長しており、今後も金融,通信,官公庁を中心に、幅広い業界をターゲットに、大手コンサルファームやAIベンチャーでは実現できないきめ細やかな伴走支援を提供。創業3期ながら、3度まで資格試験にチャレンジできる制度や、出産御祝い金制度など、社内の人材への投資にも積極的なカルチャーが特徴的。

アクシスコンサルティングは、コンサル業界に精通した転職エージェント。戦略コンサルやITコンサル。コンサルタントになりたい人や卒業したい人。多数サポートしてきました。信念は、”生涯のキャリアパートナー”。転職のその次まで見据えたキャリアプランをご提案します。
株式会社BiT&Companyの求人情報
| 募集職種 | マネージャー/シニアコンサルタント |
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