コンサルタントのキャリア実態調査 2025―現役・ポストコンサル40名の『得たもの・失ったもの』リアルボイス調査

コンサルタントのキャリア実態調査 2025―現役・ポストコンサル40名の『得たもの・失ったもの』リアルボイス調査

コンサルタントのキャリアは、「市場価値が高い」「どの業界にも通用する」と語られることが多く、
外から見れば華やかで合理的な職種としての印象が強くあります。
しかし、実際にその仕事を経験した人たちは、日々の負荷やキャリアの選択に迷いを抱えながら働いています。

働き方、専門性、昇進の見通し、そしてAI・DXによる環境変化。
こうした要素が絡み合う中で、コンサルタントは「この先、どの方向に進むべきか」を自ら問い続ける職種とも言えます。

今回のレポートでは、現役コンサルタント、コンサルを卒業した方、そして再び業界に戻った方の合計40名を対象に、
キャリア観や意思決定の背景を幅広く伺いました。
コンサル経験者ならではの価値観・不安・期待を整理し、キャリアの選択肢を考えるうえで参考となる視点をまとめました。

1.調査概要

本レポートは、コンサルティングファームでの勤務経験がある40名を対象に実施したアンケート結果をもとに、「現役コンサル」「ポストコンサル(コンサル卒業組)」「コンサル出戻り」の3つの立場から、キャリアに関する希望や意思決定・価値観などを整理したものです。

・回答者数:40名 
 〇現役コンサル:29名
 〇ポストコンサル:10名
 〇コンサル復帰者:1名
・年代:20代後半〜40代
・コンサル経験年数:1年未満〜7年以上
・職位:メンバー〜役員クラスまで幅広く分布



サンプル数は探索的調査としての規模ですが、自由記述の密度が高く、コンサル経験者のキャリアに関する意識・考えを知る手がかりとして十分な示唆が得られました。

2. 現役コンサルに聞いた、業界に「残る・出る・揺れている」理由

まず、現役コンサル29名に対し「コンサル業界に残りたい気持ちと、出たい気持ちのどちらが強いか」を聞きました。

  • 残りたい:11
  • 出たい:7
  • どちらとも言えない:11

きれいに3つのグループに分かれています。それぞれの特徴を要約すると、次のような傾向見えてきます。

「残りたい」層:高い報酬と成長機会への評価

残留志向が強い人たちは、コンサルで「得られたもの」として以下の点を挙げています。

  • 専門性・スキルの習得機会
  • 高水準の報酬
  • 優秀な人材との協働
  • 将来の選択肢の広さ

一方、失ったものとしては、以下の項目が頻出しました。

  • プライベートの時間
  • 健康
  • 1つの会社での垂直キャリア」や「特定領域の深い専門性」

など。

それでも「今の成長曲線を維持したい」「質の高い環境で仕事を続けたい」という前向きな意欲が勝っている層と言えます。

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