企業が評価する「コンサル」の特徴は「いかに現場で動けるか」〜事業会社から選ばれ続けるプロフェッショナルの要件〜

企業が評価する「コンサル」の特徴は「いかに現場で動けるか」〜事業会社から選ばれ続けるプロフェッショナルの要件〜

ビジネス環境の複雑化に伴い、DX推進や新規事業創出の切り札として活用が進む「コンサルタント」。高度な専門性への期待が高まる一方で、現場では「提案が実態に合っていない」など、外部専門家との協業における様々な課題が存在します。

今回、アクシスコンサルティング株式会社では、コンサルタントの活用経験がある1,014名を対象に実態調査を実施。現場が抱くリアルな不満や期待値のズレ、そして企業が真に求めている役割など、コンサル活用の「本音と課題」を明らかにします。

コンサル活用の満足度は「DX推進」領域で約8割と最多に


調査の結果、コンサルティングサービス利用目的ごとの費用対効果について、「満足している」という回答が最も多かったのは『DX推進・デジタル活用(79.6%)』でした。

一方で、『自社に不足している専門知識やリソースの補完』や『組織改革・人事制度改革』などのテーマでは、相対的に満足度が低い結果となりました。

これらの結果から、「DX推進」のように解決すべき課題やゴールが設定しやすい領域に比べ、テーマの抽象度が高く要件が曖昧になりやすい領域では、費用対効果に対する評価が割れやすくなる可能性が示唆されました。

不満要因のトップは「現場を無視した抽象的な理想論」


コンサルティングサービスに「満足していない」層に対し、『期待外れだ(使えない)、失敗した』と感じるコンサルタントのスタンスや特徴について、42.0%が『現場の実態を無視した抽象的な理想論の展開』と回答しました。

この結果から、企業側が自社の事情に合わせた柔軟な支援を求めているのに対し、コンサルタント側が現場の実情を考慮しない画一的なアプローチを取ってしまい、両者の間に期待値のズレが生じている可能性がうかがえます。

コンサルタントに最も求められるのは「実行と定着への伴走」


調査では、コンサルタントに対して重要だと感じる能力やスタンスについて、33.7%が「現場に入り込んだ戦略の実行と定着への伴走」と回答しました。

企業は単なる専門知見の提供や提案にとどまらず、実務を実際に前に進める実行力を高く評価していることが明らかになりました。

今後のパートナー選びにおいては、自社の組織的な制約を共に乗り越える「伴走型のスタンス」を見極めることが重要になると考えられます。

まとめ:コンサルタント活用を成果につなげるために

今回の調査から、コンサルティングサービスは「DX推進」などゴールが明確な領域で高い満足度を得やすい一方で、抽象度の高いテーマにおいては、現場の実情に合わない画一的なアプローチによって期待値のズレが生じやすいことが示されました。

したがって、外部の専門家を活用する際は、自社の事情に対する柔軟な理解と、現場での実行・定着までを支援する「伴走型のスタンス」をパートナー選びの基準とすることが重要だと言えます。

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