【2026年調査】コンサルタントの「市場価値」に潜む罠。67%が抱く社内評価との乖離と、採用側が抱く“本音”の懸念とは

近年、コンサルティング業界内でのステップアップだけではなく、事業会社やスタートアップCxOやPEファンドなど、コンサルタントのキャリアパスは加速度的に多様化しています 。しかし、その裏側で「社内タイトルと外部市場価値の乖離」という新たな課題が浮き彫りになっています 。
アクシスコンサルティングでは、現役コンサルタント、ポストコンサル、事業会社の採用責任者ら計1,004名を対象に「市場価値とキャリア最適化」に関する調査を実施しました 。そこから見えてきたのは、コンサルタントが信じる「自身の強み」と、採用側が求める「実務能力」とのズレでした。 
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67.0%が「社内評価は市場価値より高い」と回答

調査の結果、回答者の67.0%が「社内評価が市場価値よりも高い」と認識していることが判明しました 。特に若手ほどその傾向が強く、20代では約80%に達しています 。
早期に高い報酬と責任を得られるコンサルティングファーム特有の構造が、自身の市場価値を高く見積もらせ、結果として「現職に留まること」を正当化しやすい構造が示唆されています 。
「評価されるタイトル」における認識のズレ

「異業種への転職時、高いオファーを得られるタイトル」についても、現役と採用側で認識が分かれました 。
- 現役コンサルタントの予想: 1位は「コンサルタント」の31.0% 。
- 事業会社(採用側)の本音: 1位は「マネージャー」の24.92% 。
採用側はディレクターやシニアマネージャーといった上位タイトルを現役よりも高く評価しており 、肩書きそのものよりも「何を背負い、何から逃げなかったか」という責任の質を重視している傾向が見て取れます 。
戦略策定経験だけでは「採用を躊躇する」

現役・ポストコンサルが「大規模PMO経験」を市場価値の源泉と考える一方で、採用側は戦略策定に加え、DX推進や新規事業開発などの「実装寄り」の経験を同列に評価しています 。
特筆すべきは、採用側が「戦略策定経験」を高く評価していても、同時に「現場統率・実行力に欠ける(52.1%)」や「当事者意識の低さ」への懸念を併存させているという点です。
まとめ:キャリアの「補填化」を回避するために
仕事内容が「一時的な人手不足の補填」と感じる度合いが高い層ほど、社内評価と市場価値のギャップを強く感じつつも、PEファンドやCxOといった高い責任を伴うキャリアを熱望する傾向にあります 。
しかし、主体的な意思決定の経験が不足したままでは、本命キャリアとのギャップは広がるばかりです。2026年、コンサルタントが取るべき真のアクションとは何でしょうか。
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