コンサルから事業会社に転職して、1年半経って初めて見えてきたこと【転職事例インタビュー】

新卒で就職した大手外資系コンサルティング会社から、20代後半で事業会社へ転職した女性のケース。どのようなきっかけで事業会社への道を選んだのか、コンサルタント時代とのギャップをどう乗り越えたのか。そして、転職から1年半経ってようやく見えてきた現職でのやりがいについて伺いました。

新卒で大手外資系コンサルティングファームに就職し、人事コンサルタントとして活躍

―まず新卒時の就職活動からお話を伺えますか。

当初は大学院への進学も視野に入れていましたが、積極的に外の世界を知ろうという思いで大学3年生の夏からコンサルティング会社でサマーインターンをしていました。
そのまま面接に呼ばれ、秋には内定が出たので就職を決めたという形です。

―コンサルタント職を選ぶ決め手はなんだったのでしょうか。

自分でお金を稼いで自立したい、いろいろな会社を見たい、そして短期間で成長したいといったいくつかの軸があり、その目的に合致していたコンサルティング業界を選びました。
また、身近に障害を抱える人がいたことで、そういった専門分野に携わる企業にも魅力を感じていたのですが、まずは視野を広く持つことができて、より条件の良いところで仕事をしようという思いでの決断でした。

―担当されていた業務について教えてください。

もともと大学で教育心理学を先行していたため、人や組織への興味がありました。そこで人事領域への配属を希望し、人事コンサルタントとしてキャリアをスタートさせました。
その後新卒から約2年半働いたのですが、前のめりな性格なので自ら手を挙げて、当時社内でも最も忙しいと言われていたM&AやPMIを担当する部署へ異動しました。
その部署では、M&Aにまつわるデューデリジェンスや人事制度の統合などを担当していました。

―コンサルタント時代に身についたスキルや苦労された点について教えてください。

基本的な資料作成やドキュメンテーションに関するスキルは向上したと思います。 外回りでクライアントと話す機会も多く、対人コミュニケーションで臆せず話せるようになりました。
一方、M&A・PMIの担当部署はスケジュール的にかなりタイトだったので、常に複数のプロジェクトにアサインされる状態であり、進行管理などの調整の部分に苦労しました。
とはいえ内容には不満がなく、日々忙しいながらも充実していました。

ライフイベントを機にキャリアの方向性を再検討

―転職を考え始めるきっかけは何だったのでしょうか。

それまでかなりハードに働いていたのですが、結婚を機に自分の働き方についてきちんと考えるべきなのではという思いが生まれました。
気がついてみると、複数のプロジェクトを同時並行し、体力的にも精神的にも余裕がなかった状態が続いていました。
そこで一度仕事を辞め、自身のキャリアについて再検討することにしました。

―その後、どのように事業会社へと志向性を定められたのでしょうか。

家族を持つというライフステージでこれからどういうキャリアを歩むのか、という疑問に向き合いました。
まず「家族のための時間を取れること」が重要でしたが、合わせてこの時期に、新卒のときからあった「障害を持った方向けのサービスを創りたい」という志向性も整理されました。
そこで、転職するのであればコンサルではなく事業会社へ行き事業の現場と基礎を学ぼうと決心しました。

―転職活動はどのように進められましたか。また、AXISの対応はいかがでしたか。

AXISの担当の方と相談しながら、メガベンチャーや福祉系の企業など複数の事業会社の選考を受けました。
前職であるコンサルファームについて実情を理解していらっしゃり、相談しやすく対応はとても良かったです。
転職時の希望条件にも理解があり、スムーズにやりとりができました。
最終的に3社から内定をいただき、現在のメガベンチャーへ転職しました。

―入社の決め手は何だったのでしょうか。

まずは、とにかく事業をやりたいという気持ちが大きく、その条件をクリアしていたことです。
加えて待遇面も考慮に入れましたが、それよりも現職の選考を進む中で、頑張っている人を素直に応援してくれる思いやりのある方が多く、「社会をよくしたい」という社員の人間性に魅かれ、そこが自分の価値観にあっていたことが大きな決め手になりました。

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事業会社へ転職後の苦労とやりがいを見つけるまでの1年半

―現職で担当されている職務ついて教えてください。

現在は採用情報を取り扱う事業部署で、企画運用と営業推進を担当しています。
具体的には事業成長のためのマーケット分析や戦略立案、施策実行まで各部門との連携を通して行っています。
グループの中でも大きな事業にあたり、数千人規模で営業代理店に外注をするなど、携わる人間も多く社会的な影響力を感じる仕事です。

―転職をして良かったと感じる部分はありますか。

まず、事業に実際に触れることができて良かったなと感じています。
事業会社では、想定しないトラブルなど毎日様々なことが起きます。
ある程度の進行が予想できるコンサルタント時代には直面しなかったことの連続で、そういった事象に向き合うのが事業なのだという実感が持てました。

―中途で事業会社に入る上で、苦労された点は何でしょうか。

まず、社内の各部署のキーマンとの調整、次に事業理解、そして何より課題設定の仕方です。 特に課題設定において、何をするにも「そもそも実行するのか?」というところから検討する点に苦労しました。
転職を通じて「自分で課題を設定する」という難しさを初めて経験したことで、頭の使い方の違いを実感しました。
加えて、「やるべきか?」という問いに加えて「自分がやりたいのか?」という視点で意思決定を求められる場面も多く、個人の意思や裁量に任される自由度を感じる一方で、難しさやギャップを感じました。 また、過去の事例などをドキュメントに残すコンサルタントと違って、事業会社にはドキュメント化されていない、もしくは全くできない事が多く存在します。
参考資料のない未知の部分に対応する局面でも、決断する大変さを感じました。

―かなり苦労された印象ですが、乗り越えるまでにどれくらい時間がかかりましたか。

実は転職から1年半経ち、今やっとやりがいが見えてきたところなんです。
最初の1年間は「自分は事業会社には向いていないのではないか」と何度も頭をよぎりました。
ただ、「今は修行期間だ」という意識で地道に自身の課題に取り組み続けました。
最近では、自分の仕事が成果に繋がったりプロダクトに反映されたり、外部や広く世の中からの反応を直に感じられた時には大きな喜びを感じています。
お客様からの反応が目に見える形で返ってくるのはとても嬉しいですね。

―現在の職場で、転職時の希望は叶えられていますか。

事業を見るという希望と時間的な余裕は今回の転職で叶えることができました。
結婚を機に考え方が変わり、「稼ぎたい」「早く成長したい」という気持ちに段々と良い区切りをつけられました。
コンサルタント時代のプロフェッショナルとしての鋭い姿勢にも多くを学びましたが、現職では「社会をよくしたい」という一人一人の想いや行動を応援してくれる社風があり、そうした方向性にとても満足しています。

―今後のご自身の展望を伺えますか。

現在の環境でスキルを磨き、この事業で頑張っていきたいと考えています。
もともと持っていた障害を持つ方向けのサービス創りに対する気持ちは現在も持ち続けていますが、専門領域なので風土の合う場所でやっていきたいという思いがあります。
もしそういう機会が持てるのなら、今のグループ内で挑戦してみたいですね。

―最後に、転職をお考えの方にぜひメッセージをお願いします。

私も含めてそうでしたが、コンサルタントから事業会社へ転職する場合、誰もがすぐに活躍できるわけではありません。
そこで折れずに、「そういうものだ」と捉えることをメッセージにしたいですね。
転職して半年くらいでもがく人は多く、先程もお話しましたが私も同じ時期に「事業は向いていないな」とふと頭をよぎることもありました。
しかし振り返ると、コンサルタントとして学んだ基礎を大切にすれば、時間はかかってもきちんと伸びていきます。
まずは「そんなに簡単にコンサルから事業会社には転換できない」と理解して、2〜3年先を見据えてやるという気持ちで挑戦するのがいいのではないでしょうか。
今も思っていますが、「修行だ」という意識で地道に進むと、自分で事業内の何かを動かせるようになった時にインパクトが返ってくる実感を持てると思います。
私自身も、転職して1年半が経過した今やっとやりがいが見えてきました。
コンサルから事業会社への転職に迷っている方や、転職して間もなく同じ状況で悩んでいる人へのヒントになれば、とても嬉しいです。

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