株式会社JDSC インタビュー/AIで業界全体の革新を果たし、「データに強い日本」の実現を目指す

株式会社JDSC

今回は、UPGRADE JAPANをミッションとして掲げる東大発AIベンチャー 株式会社JDSCへのインタビュー。
2020年に未上場ラウンドで約30億円を調達し、2021年12月には創業3年半で東証マザーズ(現グロース)市場に上場。ミッションの達成に向けAIやデータサイエンス、機械学習の社会実装を進めております。すでに、大手国内製造メーカーや、製薬メーカーの業務効率化など、大きなインパクトを産業にもたらしている同社のビジネスモデルや、入社後描けるキャリアパスなどを、吉井勇人様(執行役員 DXソリューション事業部 グループ長)、眞壁京太郎様に伺いました。

目次
  1. 「東大の知×企業データ」で日本産業に革新をもたらす
  2. 「ビジネス⇔データサイエンス・エンジニアリング」で市場価値を上げられる環境
  3. 「よりよい日本を作りたい」という想いとJDSCのミッションが繋がり入社に至る
  4. スタティックなコンサルの経営戦略とは異なるダイナミックな「経営」というやりがい
  5. 2020年に29億円を調達。次にベットできる領域はどこか?事業創出のチャンスに巡り合える
  6. 株式会社JDSC 求人情報

「東大の知×企業データ」で日本産業に革新をもたらす


まずは、JDSCが手掛ける事業についてお聞かせください。

吉井様
JDSCは、「UPGRADE JAPAN」をミッションに掲げ、AIソリューションを通して日本産業の生産性や仕組みを革新することを目指して設立されました。
ビジネスの特長としては、

  • BizDev、データサイエンス、エンジニアリングの複数機能を担える人材を中心としたチームが「一気通貫型」でサービスを提供している点
  • クライアントの「利益に直結」したサービスを提供している点

が挙げられます。

※参考:JDSCが手掛けるサービス
https://jdsc.ai/service/

主な事業としては、DXソリューション事業とSCMソリューション事業があります。

DXソリューション事業では、
東京大学を中心とした最先端の知見の社会実装や、組織を超えたデータ連携で、クライアントの課題解決に関する提案にとどまらず施策実行から付加価値の創出までおこないます。各業界のリーディングカンパニーであるクライアント企業の価値を高めることで、業界全体の課題を解決に導きます。

SCMソリューション事業は、
自社のプロダクト『demand insight®』による高精度なAIを駆使して、需要予測から発注業務、コンテナ計算などをおこなっていきます。小売業を中心に導入が進んでおり、製造業や卸売業なども含めて多くの大手企業からも選ばれています。


吉井様、眞壁様は現在DXソリューション事業部にいらっしゃるんですね。

吉井様
そうです。DXソリューション事業は、プロダクトを持つSCMソリューション事業とは異なり、業界ナレッジを豊富に持つクライアントと、AIやデータ活用の知見を持つ我々とが交差するところに、新たなイノベーションのチャンスがあると捉えています。
我々はクライアントと真剣に向き合い、日本産業を革新できるポイントを常に模索しながら日本産業全体につながるDXを目指しています。


コンサルティングファームでもAIを活用したソリューション開発などを手掛けられているケースは多いです。違いはどこにあるとお考えでしょうか。

吉井様
JDSCが得意としているのは、デジタルと仕組みを組み合わせて戦略を描き、さらに実装までしていけることです。つまり”フィジビリティ(実行可能性)まで踏み込んだべき論”で戦略を描くことが差別化要素になっていると思いますね。

またもう1つ当社の特長は、End to Endでご支援できることです。コンサルティングファームも規模が大きくなると業務分掌が進むため、ストラテジーの私が実装フェーズまで関わることはありませんでした。一方、当社ではエンジニアやデータサイエンティストも含めて、最初から最後まで「一緒に成果を出していきましょう」というスタイル。組織が大きいと効率性を上げるために機能分化するところが多いのですが、当社は一気通貫で支援できるのが強みになります。

「ビジネス⇔データサイエンス・エンジニアリング」で市場価値を上げられる環境


ビジネスサイドからテクノロジーサイドまで、一気通貫で支援できるからこそ、フィジビリティまで踏み込むことができるのですね。

吉井様
今の時代にビジネスをする上で、データサイエンスやエンジニアリングは避けては通れません。ビジネス、データサイエンス、エンジニアリングを繋げていける人材は希少性が高いので、個人の市場価値を高められるという意味でも当社はおすすめできます。

私自身、前職ではテクノロジーコンサルティングを2年経験した後、アナリティクスグループに移籍し、最終的にストラテジーグループのマネージャーを務めていました。主に金融領域を担当していたため、当時はブロックチェーンを用いた決済ネットワーク構築のPoCなどを経験していたのですが、テクノロジーに面白味を感じていたので、技術やスキルを身につけたいと思い2020年3月にJDSCに参画しました。

入社後は、特許を取得したフレイル検知AIのソースコードを見て触ってみたり、実地フィールドで手に入れたデータを基に共同創業者 フェロー大杉の論文執筆をサポートしたり、Upgrade JDSC Day(2週間に1営業日取得できるSelf Development支援制度)を活用してGoogle CloudのProfessional Data Engineerを取得したりしました。これからは学んだことを実践してより強固なスキルにしていきたいですね。

ややもすれば、データサイエンスはコモディティ化しているとも言われますが、データサイエンスとビジネスの双方の繋がりはまだまだ開拓の余地があると思っています。


貴社内でそのようなキャリア価値向上を実現されている事例があれば教えてください。

吉井様
米国のジョージア工科大学出身で、2年前までマッキンゼーでアナリストだった者がいます。彼はJDSCでデータサイエンスとエンジニアリングを猛烈に学び、今ではBizDevの中でもビジネスサイドのプロジェクトをリードする存在となっています。さらに数年後はプロジェクトオーナーとしての活躍を経営陣からも期待されていますね。

吉井様吉井勇人 様

「よりよい日本を作りたい」という想いとJDSCのミッションが繋がり入社に至る


眞壁様はどうしてJDSCに入られたのでしょうか。

眞壁様
圧倒的に優秀な方が多く成長環境であることに加え、JDSCが掲げる「UPGRADE JAPAN」というミッションへの強い共感です。

私は新卒でワークスアプリケーションズ(現Works Human Intelligence)に入社しました。そこではPM等の役割でBPRを伴うERPシステムの導入や保守コンサルティング業務を担当してきましたが、元々は、「日本のプレゼンス向上に寄与し、よりよい日本を作っていきたい。そのような仕事に携わりたい」という想いを持っていました。

そのきっかけとなったのが、学生時代に参加したタイの国連機関が主催するインターンシップでした。アジア各国から総勢100名以上の学生が集うなか、日本人はたった3名のみ。さらに他国の学生の行動力や学びの姿勢、志の高さが普段接していた日本の学生より圧倒的に優れており、このままでは国際社会の中で日本は取り残されるかもしれないという危機感を強く抱くと同時に日本を何とかしなければいけないという思いが芽生えたことを覚えています。

しかし、月日が流れその意識が薄れかけていたところ、転職エージェントからJDSCを紹介していただいて、そこで学生時代に抱いていた思いに再び火がついたんです。それで迷わず入社を決めました。

眞壁様眞壁京太郎 様


学生時代の原体験がきっかけとなっているんですね。眞壁様は、前職とのギャップをどのように感じていますか。

眞壁様
現在は、食品業界のDX経営支援や小売業界の輸入業務全体の業務改善プロジェクトに携わっております。前職は、システムの導入がメインだったため、クライアントに対しては、期待値を上げずにいかに予算内で円滑に業務を進めていくかといったコミュニケーションスタイルがメインでした。そのためロジカルなマネジメントスキルや細かいタスク管理といった能力を養うことができたのですが、全体の戦略を描くことはなかなかできなかったんです。

一方、JDSCでは、自分の思考を最大限に働かせながら“お客様にとってどうあるべきか”定義し全体の戦略を描く業務に携わることができています。今までにない経験のため、日々学ぶことが多く、今後自身がどのように成長していけるか楽しみでもありますね。


戦略コンサルの経験がない中で、どのようなキャッチアップをしているのでしょうか。

眞壁様
上司である吉井が岐路に立った時にどういう意思決定をしているのかを見て学んだり、アクションに迷ったときはその都度相談したり、レビューをもらったりして日々キャッチアップしております。フォロー体制があるので学んだことをすぐに実践に活かせています。

また、私のように戦略コンサル未経験者は、一般的にアナリストとして1年目は上司の指示のもと資料作りなどにフォーカスすると思います。しかし、JDSCでは1年目から主体となってプロジェクトに取り組めるので大きなやりがいを感じています。

スタティックなコンサルの経営戦略とは異なるダイナミックな「経営」というやりがい


前職、コンサルティングファームでストラテジー領域に携わられていた吉井様ですが、その経験は今の執行役員としての会社運営や経営などにも活かされていますか。

吉井様
現在JDSCでは、執行役員として経営と事業の二足の草鞋(わらじ)を履いている状況です。どちらにも前職の経験が活かせているかと思います。

二足の草鞋の1つがIoT領域の事業開発です。入社以来、当社の共同創業者 フェローの大杉と二人三脚で高齢者のフレイル検知や不在配送の取り組みを行っていますが、業界の課題を抽出し解決策を産み出すのは、コンサルティングに近しい領域です。

そしてもう1つは経営戦略と組織作り。なかでも長期的な視点に立った人材育成や、モチベーションが高まる働きやすい環境作りを頑張っています、こちらも前職時代のチーム運営の経験が役に立っていると感じています。

一方でコンサル時代の戦略立案と、ベンチャーであるJDSCでの戦略立案にはギャップもあります。

当時のクライアントは大企業でした。大企業は組織が大きい分、ともすれば鈍重になりがちですが、中長期的には確実に物事を前に推し進めることができます。加えて強者だからこそ実行できる戦略もあるため、前職のストラテジーではいかにそれらをうまく組み立てていくかが課題でした。

一方、ベンチャーであるJDSCでは、ありとあらゆるものが日々変化していきます。スタティックなストラテジーを立てても、半年後に全然違うことをやっているかもしれない。いかに情報をキャッチアップして、その都度軌道修正できるか。もちろんブラしてはならない芯もあるので、そのバランスをどうやって取っていくのか。やりがいを感じつつ難しさもありますね。

2020年に29億円を調達。次にベットできる領域はどこか?事業創出のチャンスに巡り合える


今後、JDSCが目指す方向性を教えていただけますか。

吉井様
JDSCは、2020年10月にシリーズBラウンドで約29億円を調達しました。現在、当社が持つ約30億円というキャッシュや、限りあるリソースを活用して、どの領域にベットしていくかを模索している段階です。特に採用面接においては「日頃、何に不満を抱いているか」を質問させていただき、ビジネスとして可能性があれば一緒に取り組んでいきたいと思っています。そして中長期的には、ミッションである「UPGRADE JAPAN」の達成に向けて、特定の企業だけでなく業界全体で効率を上げていく。そんな未来を描いています。


吉井様が描く今後のキャリアのイメージについて教えていただけますか。

吉井様
マルチファンクションをさらに磨いていくことです。これは私の持論なんですが、ある一定の特定領域を極めると成長の限界に突き当たってしまうと思うんです。一方、複数の領域を手がけると希少性が上がる。つまり、100人に1人のスキルを3つ持てば、100万人に1人の逸材になれると私は確信しています。

今後、例えば熱い思いを持つ経営者と共にベンチャー企業を世に放つ支援にチャレンジしてみたり、大企業の資本を活かして今の日本や世界にないモノづくりをしてみたり、再びコンサルタントとして今までとは違う形で価値提供をしたりするのも面白いかもしれませんね。今は目の前の仕事が楽しくて別の選択肢は考えられないのですが、スキルを磨いて自分の裁量で決められる世界を作っていきたいと思います。


眞壁様はいかがでしょうか。

眞壁様
父や祖父が起業家ということが影響しているのかもしれませんが、ゆくゆくは起業したいと考えております。当社はRadical Openness(透明性への狂気的な取り組み)というカルチャーを大事にしており経営陣の会議や意思決定プロセスを全社員に公開されています。いずれ自分で経営をしたいと思っている私にとっては経営陣の判断を間近で見ることができるので、日々大変勉強になっております。


ありがとうございます、最後に吉井様からこの記事を読まれる方にメッセージをお願いします。

吉井様
JDSCはメンバー一人ひとりに裁量権を渡しているので、主体性のある方が活躍できる環境だと思います。ですので、特定領域に尖った知見があるだけではなく、プロアクティブに動き、積極的にメンバーに貢献しよう、組織の価値を高めていこうという方はJDSCのカルチャーに合うと思います。たとえコンサル未経験の方でも自分からコミットして成長したいという気概のある方は大歓迎です。
是非一緒に「UPGRADE JAPAN」を実現していきましょう。

吉井勇人 様
吉井勇人 様

京都大学卒業後、アクセンチュアに入社。テクノロジーコンサルティング本部・アナリティクス本部・戦略コンサルティング本部を経験。金融サービス本部在籍時は、ブロックチェーンを用いた決済ネットワーク構築の実証実験支援等を行い、データサイエンス領域では、SNSにおけるテキストマイニング、センサーデータを用いた人口動態の可視化を経験。2020年3月にJDSCに参画し、電力データを用いた新サービスの立ち上げ・実証実験の推進に従事。

眞壁京太郎 様
眞壁京太郎 様

同志社大学卒業後ワークスアプリケーションズ(現Works Human Intelligence)に入社。主に自治体向けにBPRを伴うERPパッケージシステムの導入・保守コンサルティング業務を経験。2022年5月にJDSCに参画し、コンサルティング業務に従事。

株式会社JDSC

株式会社JDSC

JDSCは、物流最適化や需要予測、フレイル検知や教育など、基幹産業を中心とした幅広い分野で、一気通貫型の高付加価値なAIソリューションを提供しています。アルゴリズムモジュールの開発とライセンス提供事業、ITシステムの開発と運用事業、データサイエンスに関するビジネスマネジメント事業を行い、業界全体の課題解決にAIを活用し、日本の産業のアップグレードを目指しています。

《JDSCの3つの特長》
1.AIアルゴリズムに関する技術面での豊富な知見
2.AIによる解決策の提示から実行まで一気通貫で支援するビジネス面での高い執行能力
3.大手企業との共同開発と産業横展開を両立する生産性の高いビジネスモデル

アクシスコンサルティング

アクシスコンサルティング

アクシスコンサルティングは、コンサル業界に精通した転職エージェント。戦略コンサルやITコンサル。コンサルタントになりたい人や卒業したい人。多数サポートしてきました。信念は、”生涯のキャリアパートナー”。転職のその次まで見据えたキャリアプランをご提案します。

株式会社JDSCの求人情報

募集職種 コンサルタント・事業開発
職務内容

今までのご経験を活かし、私たちと一緒に日本をアップグレードいただけるかたを、新規顧客開拓、コンサルティング、プロジェクトマネジメント、事業企画など、幅広いビジネス領域で求めています。


■業務の概要(一例)

  • プロジェクトのデリバリ(顧客課題の構造化、仮説構築、仮説検証、効果創出)
  • 産業共通課題の仮説検証、新規事業企画

■業務の魅力

  • 課題解決の提案にとどまらず、施策実行から付加価値創出までを、顧客と共にやり切ることができる。
  • 業界大手企業の5年後 / 10年後を見据えた全社的なデジタルトランスフォーメーションをリードする責任を持てる。
  • 顧客の企業価値を高め、業界共通課題を解決することで、産業全体の変革を目指すことができる。
  • データサイエンスとテクノロジーを駆使して、先端技術を使ったAIソリューションの提供が可能。
  • 経験豊富なデータサイエンティスト、エンジニアとチームで協業することができる。
応募要件

■必須スキル(下記いずれかのご経験)

  • コンサルティングファームにおける課題解決経験(2年以上)
  • 各産業のリーディングカンパニーでB2B事業開発をリードした経験
  • スタートアップ/メガベンチャーでB2B事業開発をリードした経験

※その他、若手の方のポテンシャル採用として「社会人3年以上」 or 「コンサル・ソリューション営業経験者」の採用枠あり


■歓迎スキル

  • SCM、CRM、マーケティング、DX人材育成、データガバナンスなど各領域における専門性 / 知見
  • コンサルタントとして、システム導入を伴うBPR(業務再構築)を遂行した経験
  • プロジェクトマネジャーとして、AIプロダクト、DWH/BIシステム、クラウドソリューションの導入経験
  • 製造・小売業、造船/海運、地方行政など各業界における専門性 / 知見
  • 機械学習・深層学習などのデータサイエンスの知見、プログラミング経験

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