こんにちは。
現行のIPV4に準拠したアドレスを管理してきた非営利団体の
米ICANNなどが、米フロリダ州で記者会見をし、IPアドレスの
在庫が枯渇したと発表しました。
今後は世界5つの地域の管理団体や事業者が持つIPアドレスの
在庫がなくなり次第、利用者への新規割り当てが停止され、
IPV4を使ったネットの新規登録ができなくなるそうです。
IPV4のアドレスは約43億個あり、ICANNなどが管理した上で、
各地域の管理団体に割り当ててきました。
このアドレスが2月3日に底をつき”生産終了”に似た状況となりました。
これからは、割り当て可能数が多い次世代規格『IPV6』への移行が不可欠となります。
IPV6とは・・・
現行のIPv4は43億個のIPアドレス数しかなく、世界中でアドレス資源が枯渇している状況。
IPv6は340澗(かん:340兆の1兆倍の1兆倍)のアドレス数を持った次世代のインターネットプロトコル。
これにより、家電(テレビ、携帯、洗濯機、炊飯器なんでも)・モノ(ベット、ランドセル、帽子、
服なんでも)にもアドレスを付けることができるようになり、自分の所有している全てのモノの
情報を管理することが出来るようになるそうです。(すごい!)
これからアジア・太平洋地域で完全に枯渇するとみられる今年後半以降に備え、
サーバー貸しなどで大量の機器を抱えるデータセンターやネット接続事業者などは
対応を急ぐ必要があります。
IPアドレスを目的とした企業買収など、何らかの形でIPアドレスの争奪戦が
起こりそうだとの指摘も出ています。
今後の、IPV6の動向に注目です。