先輩の言葉 『小さなプライド』

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こんにちは。

今回は社会人3年目ぐらいの時に先輩に言われた言葉についてのお話をさせて頂きます。

私は、会計業務システムのSEとしてキャリアをスタートさせた後、

人事給与システムを担当することになり、半年ほどたった時の話しです。

その頃の私は、会計や人事・給与業務の知識から、アプリケーションの開発スキル、

Unix、Windowsの構築やOracleの構築やチューニングなどのシステム基盤に関わる部分も

一通り出来るようになり始めていました。


だんだん『自分は結構出来るSEだなぁ』という自信がつき始めていました。


解らないことは、人に聞くより自分で調べた方が、自分の為になるし、その方が結果として

早いと、傲慢(?!)に思い始めていました。


そんな中で、今まで経験の無い不具合の障害があり、解決すべく自分で色々と調べ始めましたが、

根本原因が、なかなか掴めませんでした。

だんだん自分の頭の中に『こんな障害が解らないなんて格好悪い!!』という思いが強くなり、

中間報告もせずに没頭していました。


悪戯に時間が過ぎてしまった頃、先輩が、強引に私が担当していた障害をとりあげ、

あっという間に解決してしまったのです。


そして、いつもは温和な、その先輩が


『プライドの持ち方が違うっちゃ!!!』。

(ちなみに、その先輩は博多出身です。)


と一喝。


その一言に目が覚めました。

自分の小さなプライドの為に、顧客を犠牲にしていたと気付いたのです。


それから、この言葉を常に心に置いて、後輩が小さいプライドで大切なことを忘れている時には、

同じように伝えるようにしています。


『小さいプライドを捨てるプライド』

本当に大切なことを教わった瞬間でした。

 

その先輩は飲むと

『お前がどんなに出世しても、どんなに偉い人間になっても、

 いつまでも俺はお前の先輩だから、一緒に飲む時は、絶対に俺がおごるっちゃ!』

(博多出身の先輩です。念のため。)

と言ってくれます。

この先輩には本当に会えてよかったな~って心底思います。

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