こんにちは。
最近は『レッドクリフ』の影響もあり、三国志が注目されていますね。
私は、兵法が好きで、昔からよく孫子の兵法を読んでいます。
この前、レッドクリフを見たのですが戦いのシーンの陣形などを見て興奮しちゃいました!!
兵法は、今のビジネスシーンでも使える物も多いと思います。
私が常に意識しているのは、
■『勝兵は先ず勝ちて而(しか)る後に戦いを求め、敗兵は先ず戦いて而る後に勝ちを求む』
(訳)
優秀なリーダーはあらかじめ勝てる態勢を整えてから戦いを始め、
優秀ではないリーダーは戦いを始めてしまってから勝とうとする。
です。
早い話、ぶっつけ本番ではなく、十分な事前準備が無いとダメだよ!という事です。
そこで、改めて孫子の兵法を見て、プロジェクトマネジャー・リーダー向けの言葉を捜してみました。
まずは、こちら。
■『将とは、智・信・仁・勇・厳なり』
(訳)
リーダーとして必要な資質は『智力』『信頼』『仁愛』『勇気』『厳格』である。
です。それぞれのバランスを欠くと。。。
■『将に五危(ごき)あり、
必死(ひっし)は殺さる可(べ)きなり、
必生(ひつせい)は虜(とりこ)にさる可きなり、
忿速(ふんそく)は侮(あなど)らる可きなり、
廉潔(れんけつ)は辱しめらる可きなり、
愛民(あいみん)は煩(わずらわ)さる可きなり』
(訳)
リーダーとして、つけ込まれやすい資質の欠点は五つ。
①必死になる人は、大局的判断が出来ず犬死しやすい
(『智力』が欠けている)
②生に執着する人は、臆病になって捕虜にされやすい
(『勇気』が欠けている)
③短気で怒りっぽい人は、挑発に乗り易く足元を見られやすい
(『信頼』と『仁愛』が欠けている)
④潔癖すぎる人は、面子にこだわり戦略を間違えやすい
(『智力』と『仁愛』が欠けている)
⑤情にもろい人は、優柔不断に陥りやすい
(『厳格』が欠けている)
リーダーは常に冷静、客観的に人間としての
バランスをとらないといけないんですね。
そして、
■『塗(みち)に由(よ)らざる所あり、軍に撃たざる所あり、
城に攻めざる所あり、地に争わざる所あり』
(訳)
むやみに進軍したり攻撃すれば良いというものではなく、
合理的目標の設定が大切である。
リーダーの目標設定は重要です。
当初目標に拘りすぎて、その時の状況から見て、
合理的なもので無ければ失敗するリスクは高まります。
その時の状態に合わせた、合理的な目標設定することが大切なのですね。
■『善く人を戦わしむるの勢(いきおい)、
円石を千仭(せんじん)の山より転がすが如きは勢なり』
(訳)
個人個人にヤル気を出させれば、
円い石を高い山から転落させるような勢いをつけることが出来る。
モチベーション理論の話しですね。
プロジェクトメンバーのモチベーションが上がれば、
想像以上の結果が生まれやすいですよね。
という事で、現代でも使える言葉は多いんですね。