こんにちは。
皆さんご存知の通り、ここ1年IT系コンサルティングファーム、
Web・モバイル系の企業の採用はかなり活発です。
しかし、リーマンショック後、いわゆる”システムインテグレーター(Sier)系”の
求人の回復はまだ時間がかかっています。
理由のひとつとしては、事業会社のIT予算の削減や、一部生損保などを除き
金融機関などの大型統合案件などが終息していることがあげられているようです。
当然、各社生き残りを掛けて必死に事業モデルのチェンジを模索しています。
弊社のお付き合いしているとある独立系Sierは、一昔前は2次請けを中心とした会社でした。
先日同社に訪問する機会があり、人事の方からお話しを伺うと、現在、1次請の案件比率は
なんと約7割を超えているとのことでした。
数年前から、自社にノウハウが蓄積出来る(魅力的な技術に携れるなど)案件以外は
基本的に2次請け以降の案件は受注せず、1次請けの案件受注に集中して
営業活動をしていたそうです。
その結果、昨年、長期間お付き合いしていた超大手の流通企業のお客様から
基幹システム刷新の長期案件が受注出来たそうです。
今後も1次請けの比率をさらに増やし、単なるシステム開発ではなく、
『ITで経営課題を解決する戦略的なITソリューションサービスを展開していきたい!』
と強く仰っていました。
まさに、中長期視点での事業モデルをチェンジしたことが功を奏している印象でした。
必然と同社は、エンジニアからプロジェクトマネージャーと積極採用中です。
転職活動の方々はもちろん、エージェントの立場としても
こういった上り調子のSier企業が多く出てきて欲しい!と強く願いたいですね。