こんにちは。
先日参加した情報交換会でIT企業の社長さんから
『中国のIT市場はどうなんですか???』
という質問がありました。
ご存知の方も多いですが、私は転職の支援と同時に
中国進出の支援も行なっています。
そんな事もあり、この様な質問を受けました。
実は、中国のIT市場は大変に注目すべき市場です!
市場規模はここ5年で2倍に成長すると言われています。
とはいえコスト面で劣る日本のIT企業が
中国のIT企業に勝つにはどうするのか?
その答えの一つが下の事例です。
この事例は製薬会社が生産品目を大幅に増やすため、
生産管理ソフトを導入し品質管理を徹底するというニーズを
満たすための、幾つかのパッケージソフトウェアのコンペを行い
日本のソフトウェアメーカーが勝った事例です。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20111020/371130/?ST=china&r4
コンペに勝ったポイントは、製薬会社の社長の下記の言葉。
「日本の製造業における品質管理の
ベストプラクティスを採用し、
作業品質を向上させたい」
ちょうど日本がSAPを導入する際に
『世界のベストプラクディスを導入する!』
を合言葉に一気に市場を席巻したのと同じように
『日本の製造業のベストプラクティスを導入する!』
を合言葉にして、成功しました。
最後には、
「社員数を増やさずに、売上高を倍増
させられるようなシステム化を積極的に進める」
と結んでいます。
日本ブランドを有効に活用し、人件費以上の効果を出せれば
勝てる状況が揃いつつあります。
中国の市場競争の激化と人件費高騰は
日本のIT企業の追い風になりそうです。
今後の中国IT市場は注目です!!