こんにちは。
コンサルタントの稲橋です。
先日、ガートナージャパン社のプレスリリースで、
ガートナー社が発表した『Gartner Predicts 2013』が掲載されました。
『Gartner Predicts 2013』は2013年以降にIT部門およびユーザーに
長期的かつ大きな変化を与える重要な展望のことですが、
その中で特に注目したのが、
“2014年までに、市場の統合によりITサービス・ベンダーのトップ100社中20%が市場から姿を消す”
具体的な内容としては一部を抜粋すると、
クラウド、ビッグ・データ、モバイル、ソーシャル・メディアによる「力の結節」の台頭と、
不透明な経済環境によって、現在約1兆ドルの規模を有する世界のITサービス市場の再構築が加速。
2015年までに、ITサービス・ベンダーの売り上げの15%程度が低コスト・クラウド・サービスに浸食され、
サービスの工業化と付加価値強化に十分に投資していない大手ベンダーの20%以上がM&Aによって市場から消滅。
この動きはまた、単なるオフショア/ニアショア・アプローチが制限される一方で、
低コストなITサービスのオンショア化が進むか、グローバルな人材配置の再考が不可避になるという、
旧来のITサービス・ベンダーにとっては困難な状況が到来することを意味します。
<http://www.gartner.co.jp/press/html/pr20121113-01.html>
というものです。
ITは非常に速いスピードで変化・進化しますが、
新しい技術や付加価値を提供できない企業というのは近いうちに淘汰されるという
流れになってきそうですね。
またもう1つ別の話として、最近活発になってきているBPO。
IDCジャパンによるとBPOの市場は2011年時点と比べ2016年は1.2倍に増加し、
特に海外委託のオフショアBPOが伸びるというレポートを出しています。
BPOは単純な業務だけではなく、株価基準額の計算、製品の設計、集中購買計画の立案といった
付加価値の高い業務も受託するようになってきており、今までは日本でしかできなかった
(やらなかった)業務が人件費が安い海外にどんどん流れていくということになりそうです。
今後、市場の変化はますます活発になってくると思いますが、
自分のキャリアを中長期で考えて、いざとなった時でも変化に対応できる力を
身につけておく必要がありそうです。
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