新たなサービス「LINE TAXI」とは?
今年1月6日に発表され、東京(23区内・三鷹市・武蔵野市)でスタートした「LINE TAXI」(日本交通株式会社との提携)。これは「LINEアプリ」上からタクシーを呼ぶことができるタクシーの配車サービス。
2月25日に全国展開(22都道府県)へと拡大されました。
「LINE TAXI」の普及状況
使い方は、LINEアプリ上からGPS機能を利用し、建物情報の入力、乗車位置指定を行うだけ。LINEのモバイル送金・決済サービス「LINE Pay」と連携(事前にクレジットカードの登録が必要)しており、キャッシュレスでタクシーを利用することができます。同様の配車サービス「uber」(2014年3月開始)も、東京の一部エリアを中心に展開中。
これらのメリットは、タクシーが捕まりにくい時間帯、タクシーが少ないエリアなどにおいて簡単にタクシーを呼ぶことができる点。また、配車希望場所や目的地を説明する必要もありません。

サービス開始以降、2回以上LINE TAXIを利用したユーザーは全体の34%。3回以上サービスを利用したユーザーは15%を超えているそうです。
手数料で導入に二の足? 「LINE TAXI」今後の課題
今後の課題はエリア拡大、台数確保だといえます。すそこでLINEでは時間限定のタクシークーポン(額面500円。東京都内)を配布するなど、さらなる集客につとめています。もうひとつはクレジットカード決済手数料負担の問題。LINE Payの決済手数料はタクシー会社が払わなくてはなりません。これはタクシー会社にとって大きな負担といえます。
地方では、クレジットカード決済に対応していないタクシーも多いといわれています。手数料を払っても収益が見込める大都市圏は別として、LINE TAXIの全国展開には、まだまだ時間がかかりそうです。