ここでふるいにかけられる? 就職試験の落とし穴
就職試験では、通常の試験問題集ではお目にかかれない難問・奇問が出題されます。
その中に「ボールの値段はいくら?」という問題があるのですが、大学生の正当率はなんと50%。
今回は次の問題に挑戦してみてください。
中学生が解けて、大学生が解けない?
問題:バットとボールの値段は合わせて110円。
バットの値段はボールよりも100円高い場合、 ボールの値段はいくらになるでしょう。
この問題を見て、「10円」と答えた人が多かったのではないでしょうか?
残念ですが不正解。出題者の思惑にひっかかってしまった50%です。
正解は5円。これは簡単な方程式で解くことができます。
まずボールの値段をxとします。
するとバットの値段は
x+100
x+x+100=110
2x=110-100
2x=10
x=5
ボールの値段が5円ですからバットの値段は105円。
両方合わせて110円になります。
中学生にでも解ける問題なのですが、なぜか多くの大学生が回答を誤ってしまうのです。
希望する業界の出題傾向を把握するには
これは行動経済学で「プロスペクト理論」を提唱し、2002の年にノーベル経済賞を受賞したダニエル・カーネマン教授が毎年学生に出題する問題。
プロスペクト理論とは、人が利益や損失に伴う問題に直面した場合、どのような選択および意思決定をするか、損失と利得をどのように評価をするのかを読み取くものです。
大手企業では、このような問題を出すケースが少なくありません。
ですから目標の業界や職種における試験・面接問題の傾向を知っておく必要があります。
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