こんにちは。
キャリアコンサルタントの最上裕司です。
キャリアを考える時、「縮尺」を意識することが大事です。
どういうことか?
遠く離れた、見知らぬ地を目的地として、向かうとします。
PCの前にいるならとりあえずGoogleMapでも開いて、検索しますよね。
遠く離れた目的地であれば、まずは広域画面にして、
ざっくりと大きな方向性を見ようとします。
いきなり詳細図を見ても、そもそもその辺の土地を知らなければ
たどり着けません。
広域画面を開いて、途中途中のランドマークとなる目印を見つけ、
そして詳細化し、具体的な道筋を決めていく。
大体こんなところですよね。
キャリアも同じです。
最初は広域図を開く、つまり長い目で自分はどんな方向に行きたいか、
どういうキャリアを積みたいか考えます。
その時点では「どの企業に転職するか」までは具体的には考えてないはず。
そこから具体化させていくわけです。
多分、誰もが最初は大きな方向性を考えているはずです。
ところが実際に動いていくうちに、目先の道ばかり見るようになりがちです。
この道、右に進むか、左に進むか。
右の道は舗装されていないが景色が良さそう。
左の道は舗装されていて歩きやすそう。
詳細図ばかり気にしてしまうと、近道だと思った道が
実は遠回りだったり、最悪、行き止まりになってたりする恐れもあります。
逆に、広域図ばかりでは、具体的な次の一歩が見えなかったりもします。
「転職活動」というプロジェクトの中では、常に自分のキャリアの縮尺を
意識しながら、時には広域で、時には詳細で、見ていくことが大事です。