毎日いろんなところで「危機」って言葉を見かけます。
大辞林によりますと、こんな意味だそうです。
(1)危険な時期。きわめてあぶない状態。
「―を脱する」「―が迫る」
(2)既存の社会体制・価値観などが崩壊しようとする、時代の転換期。
「現代は―の時代だ」「―意識」
金八先生じゃないのですが、文字を分解してよくよく考えると、
「危」は危ないです。厄が重なる(々)と書きます。
リスクが一杯、ということで、良いこと無し、ですね。
「機」はどうでしょう。
分解したらよく分かりませんが、少なくとも「機」については、
「機会」「きっかけ」という意味があり、言うなれば「チャンス」を意味します。
危機。
リスクとチャンス。
リスクをチャンスと捉えることができる企業/人は強い、
と言いますが、そもそも「危機」という言葉自体、
リスクばかりではなく、チャンスもあるよってことをキチンと
示しているんですね。