こんにちは。
連結会計パッケージ製品を開発するディーバの
代表取締役社長森川徹治氏は、
「連結会計パッケージを提供するディーバにとってIFRS対応は義務」
と語り、複数の取り組みを発表しました。
森川氏によると日本経済団体連合会が組織する
「IFRS導入準備タスクフォース」に参加予定の21社のうち、
ディーバの連結会計パッケージ製品「DivaSystem」を採用する企業は
半数以上の11社で、今後も顧客企業のニーズをくみ取りながら
製品開発を続けるとのことです。
森川氏曰く、DivaSystemを採用する約600社のうち、
実際にIFRS適用のプロジェクトがスタートしているのは
ほんの「1%くらい」といい、今後の顧客企業の動向を注視しています。
ディーバをはじめとする会計パッケージベンダにとって次の成長分野は
『管理会計』と見ています。
森川氏は、「グループ統一会計基準として管理会計をIFRSに統合することが
可能になる」と見ており、
「ERPベンダとは積極的に提携を続けていくのが基本方針」と
説明しました。
先日、調査会社のIDC Japanが発表した、日本国内における
2009年のERPアプリケーション市場の規模予測は
前年比1.8%増とわずかな成長にとどまる、とのことでした。
(因みに、2008年度は8.0%の純増)
そういった意味でもERP市場の成長の鍵を握るディーバを含めた
各社のIFRSへの動向に注目していきたいと思います。