8月25日午前6時37分。
普通に網棚の上に鞄を置いて新聞を読めるぐらいの混雑の中、
田園都市線上り急行電車の車内各所で鳴り始めるサイレン音。
緊急地震速報メールだ!
最近頻発する地震に、いや頻発の前から東海地震や首都圏直下型地震の
発生を危惧する私は否応なく身構える。
…とはいっても狭い車内、どうすることも出来ないわけですが。
田園都市線は急ブレーキをかけ、車内アナウンスにて
「ただいま緊急地震速報をキャッチしたため、しばらく停車します」
緊張しながら地震を待つ。
…5秒…10秒…20秒…
電車の中にいるから感じないのか?
いや、でも停車してるし、全神経を「揺れ」に集中させてるんだから、
それなりの震度であれば分かるはず。
「安全確認ができましたので、発車します」
車内アナウンスにより何事もなく電車は動き始める。
◆
どうやら今回は誤報だったようですね。
とはいえ、緊急地震速報をキャッチするとちゃんと電車は停まるんだ、
ということが分かりました。
まぁ、まさにこの速報も、「逃げなさい」が目的ではなく、
電車、新幹線、あるいはエレベーターなんかを停止させて事故を防ぐ方が
狙いとしては強いので、当たり前っちゃ当たり前ですが。
しかし、電車の車中で大地震に見舞われたらどうしよう、なんて
真面目に考えたらちょっと怖くなりました。
相変わらず東海地震はリーチ、という状態ですし、
首都圏直下型地震なんかもぼちぼち…という気がします。
改めて家族との連絡手段や、帰宅困難時のルート確保、
避難場所の確認などなど、考えておく必要がありますね。