満年齢と数え年

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今の世の中で一般的に年齢というと、満年齢のことを言うことが多いです。
生まれた時が0歳で、誕生日を迎えると1歳、という数え方。

これに対して、特に年配の方に多いと思いますが、数え年という年齢の数え方もあります。
生まれた時を1歳とし、以降毎年1月1日に年齢が加算されていきます。


先週、母方の祖母が亡くなり、葬儀の際にお坊さんから、
数え年にまつわるこんな話を聞きました。

数え年は仏教の教えに基づく数え方だそうです。
生まれた時を1歳とするのは、母親の胎内にいる十月十日も年齢に加算するため。

輪廻転生の考え方なのですが、人が亡くなると、その魂はまず最初の49日間で
生まれ変わりの準備をするそうです(これがいわゆる四十九日)。
その期間中に裁きを受け、来世の行き先が決まり、そして49日後に母親の胎内へ。
ここから十月十日を経て、人間界に「オギャー」と産まれるわけですね。

すなわち、四十九日と十月十日で約1年。
亡くなったその瞬間から来世の数え年の起算が始まるのです。


祖母が亡くなったことはとても悲しい出来事でしたが、
その瞬間から次の人生が始まっていて、1年後にはまたどこかで
新しい人生を歩み始めるんだ、と思うと幾分楽になりました。

今はあまり馴染みのない数え年も、その心を知ると悪くないなと思います。



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