【初めての管理職】身につけるべきマネジメント力と「時間が足りない」問題への処方箋

【目次】

  1. そもそも管理職の役割とは?
  2. 『時間が足りない』問題をクリアする方法
  3. コンサルファームにおけるマネジメント能力を高めるコツ
  4. 部下が上司に求めていることとは?
  5. マネジメント職に必要な資格やスキルは?
  6. 管理職の最も重要な任務

そもそも管理職の役割とは?

管理職とは、労働現場において、労働者を指揮し、組織の運営にあたる人を指します。

具体的な役割としては…、

  • 部下の管理・育成
  • チーム全体をリード
  • チームの目標達成

部下の勤怠管理や育成をおこない、チーム全体の問題・課題を解決しながら、目標達成を目指します。会社にとって管理職は非常に重要なポストなので、誰でもなれるわけではありません。

管理職になるまでに15年かかる企業もあれば、コンサルティングファームなどは早ければ4・5年、ベンチャー企業であれば、場合によっては新卒1年目で重要ポストに就かせるケースもあります。

業界・業種によって、期間にばらつきはあるものの、管理職になるための基準をクリアした方のみが、ポストに就くことができます。

『時間が足りない』問題をクリアする方法

管理職となって直面する困難としては、『時間が足りない』ことです。多くの管理職はプレイングマネージャとして、自らプレイヤーとしての業務を遂行しながら、チームを率いて、メンバーのマネジメントをおこなっています。

営業職の管理職であれば、チームの売り上げ目標を達成するために、自らも予算を持ち、成長過程の若手社員の売上をカバーしながら、部下の営業に同行をして教育を施し、一人前に育てることが求められます。

これまでのプレイヤーの業務量と比較すると2倍、3倍、もしくはそれ以上となります。これは結構大変です。今まで通りの方法で仕事をしていては、時間がいくらあっても足りません。この困難を乗り越えるポイントとしては、

  • 必要の無い業務は切り捨てる
  • 重複している業務は集約化する
  • 自分でなくてもできる業務は外部委託をする

など、徹底的に業務を効率化することです。

とにかく自分にしかできない業務に集中することが必要となってきます。

コンサルファームにおけるマネジメント能力を高めるコツ

コンサルティングファームでは働き方改革によりマネージャーより下のクラスの業務量が減った分、そのしわ寄せがマネージャー層にきているという話をよく聞きます。マネジメント能力を高めるには『時間が足りない問題』を解決する必要があることはお伝えしましたが、業務量が増えても残業時間を減らしていることに成功しているマネージャーは以下のようなことを実践しているようです。

  • 物事を正確に理解し、不必要な作業を省き、本当に必要な仕事を見極める
  • 納期と業務量のバランスを正確に見積もり、素早いかつマメな状況報告を行う
  • 採用の現場に深く関わることでマネジメントの無駄を防ぐ

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

残業の少ない「コンサルファームのマネージャー」はどのように結果を残しているのか?

部下が上司に求めていることとは?

管理職として必要な能力は、業務遂行能力、課題解決能力、リーダーシップ、育成管理能力などが一般的です。もちろんこれらの能力・スキルを身につけることができれば素晴らしい管理者になれると思います。

また、20代を対象におこなった「上司のどんな点を尊敬していますか?」というアンケートによると

20代男性
1位:リーダーシップがある
2位:視野が広い
3位:決断力がある

20代女性
1位:いつでも相談できる雰囲気がある
2位:人によって態度を変えない
3位:決断力がある

となっており、「男女で上司に求めていることに違いがあること」がわかります。一人一人の部下に対して個々の特性を意識してコミュニケーションを図ると良いでしょうか。

「エン転職」~20代が憧れる理想の上司像とは?!~

マネジメント職に必要な資格やスキルは?

マネジメントの知識を体系的に学ぶための検定として「ビジネスマネージャー資格」、プロジェクトマネジメントの知識・経験・スキルを体系的に学ぶためのPMP(Project Management Professional)などビジネス面から考えるマネジメント向けの資格は多いですが、上記のアンケートからも分かるように、特に現代社会ではメンタル面でのサポートができることも重要視されているでしょうか、そのため職場内でのメンタルヘルスケアに関する知識を体系的に得られるメンタルヘルス・マネジメント検定などもおすすめだと言えそうです。

管理職の最も重要な任務

しかし、最も大切なことは、会社の企業理念、経営方針、経営戦略、事業戦略等を正確に理解して、経営者と一体となって、会社が向かう方向へ現場(=社員)を導くことです。

居酒屋で部下と一緒に会社の愚痴を言っているのは、管理職としてあるべき姿ではありません。部下から慕われるのも良いことですが、それ自体は管理職に求められる役割の本質ではないのです。

会社の重役を担う人物としての責任を持ち、課せられた役割を正確に理解して、軸をぶらさず業務を遂行することが大切です。

この意識を持ち続ければ、いつの時代でも、どの業界・業種でも求められる管理職になれると思います。

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>マネージャー・管理職として活躍し続けるためのポイントに関する記事

何が違う?コンサルで「マネージャー昇格後」も「継続的に活躍する人」の共通点
https://www.axc.ne.jp/media/careertips/consul_difference

コンサルのマネージャーで『タスク設計・進捗管理・品質管理』が得意な方々の共通点
https://www.axc.ne.jp/media/careertips/task_schedule_point

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今回の記事では、【初めての管理職】身につけるべきマネジメント力と「時間が足りない」問題への処方箋をご紹介しました。

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