将来希望するビジネス寄りの仕事を見据えてネクストキャリアはコンサルへ【SIerから大手外資ファームへの転職事例】

国内系SIerにてPLとしてご活躍後、新規サービスの提案・導入を希望し転職を決意

Sさんは大学卒業後、国内系SIerに入社、主に金融・小売業の業務システム開発に携わって来ました。入社当時はプログラミングをメインに、基本設計～システムのリリースまで年次が上がる毎に徐々に業務の範囲が広がってきました。また、アプリケーションという軸だけではなく、DB設計、サーバー設定など幅広くご経験され、ITに関するスキルを順調に身に付けてきました。

4年目からはリーダーとして10名程度のチームリードも経験。メンバー、協力会社の取りまとめをはじめ、見積、工数、案件管理など、管理者としての立場でプロジェクトを推進されております。

ただ、自社の制約上、顧客に提供するサービスが過去に実績のある既存のものばかりで、今注目されている新しいサービス、技術の提案・導入ができないことに少し前から不満と物足りなさを感じるようになりました。とは言うものの、通常の業務も忙しく、転職活動をするにもあまり時間が避けない、ということでただ時間だけが過ぎて行きました。

しかし30歳という節目の歳になったことも後押しになり、初めての転職活動が始まりました。

「将来的にはビジネス寄りの仕事をしたい」という想いから、SIerではなくコンサルティングファームを志望

転職の軸として考えたのは、他のSIerに行くかコンサルティングファームに行くか。SIerは現職と同じということでイメージしやすいが、業務内容としてあまり変わらないのではないか？

コンサルティングファームは魅力的ではあるが、ハードルが高いイメージがあり、入ってからも大変ではないか？という迷いがありましたが、現在の状況としては、コンサルティングファームは積極採用をしており、将来的にはビジネス寄りの仕事をしたいということもあり、まずはコンサルティングファームを軸に進めていくことにしました。

ファームも大手外資の総合系のファームからIT系のコンサルティングファームまで幅広く検討した結果、ネクストキャリアや将来のことを考え、大手外資の総合系ファームを目標として書類応募を進めていきました。

しかし書類選考は思った以上に厳しく大手外資系ファームで通過したのは1社のみ。他の中堅ファームはいくつか書類通過しましたが、本命を逃さないようしっかりと対策を練っていきました。

全般的なITスキル、マネジメント経験、業界知識など、強みをアピールし見事に内定を獲得

1社しか書類が通らなかったことからも、年齢と経験のバランスから経験に不足感があるということがわかったので、残る1社については、経験の不足をカバーしつつ、自身の強みを最大限にアピールするよう事前に対策し、面接に望みました。

強みとしては業務面では全般的なITスキル、マネジメント経験、業界知識など、また、未経験の領域についてはチャレンジする姿勢や素早くキャッチアップするマインドをこれまでの業務以外での自身の取り組みを含めアピールするようにしました。
Sさんの場合、自発的にクラウド、仮想化といった現在注目されている技術や、WEBマーケティングについて学習しているので、積極的に知識を取り込んでいるいらっしゃるので、良いPRポイントになったと思います。

面接はあまり緊張されるタイプではないのですが、逆に話しが長くなってしまったり、フランクになりすぎてしまわないよう、そのあたりも意識して面接に望みました。本人としては面接の出来はあまり良くなかったという感想でしたが、結果としてはすべて順調に通過し、無事内定を獲得することができました。

Sさんは、内定を頂ければそのファームに行くと決めていましたので、内定を頂けたことに非常に喜んでおり、新しい環境でのこれからのキャリア構築に全力で取り組みたいということでした。私としてもまず内定を獲得できたことは非常にうれしく思っております。私からのアドバイスを素直に聞いて頂けたこと、またキャリアアップのために、ハードな環境であっても積極的にチャレンジしたというSさんの姿勢が、結果的には内定獲得という結果につながったのではと思います。

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今回は、将来希望するビジネス寄りの仕事を見据えて、国内系SIerから大手外資総合系コンサルティングファームへ転職された方の事例をご紹介しました。

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