【39歳コンサルタントの転職事例】「40歳から更なる成長を目指したい」年収で転職先を決めず、納得の結果に。

Aさん:39歳 男性(既婚)

大手外資系コンサルティングファーム(1,200万円)⇒SIer/コンサルタント(1,100万円)

最初の転職は32歳。面接で「井の中の蛙」を痛感し、ITコンサルへキャリアチェンジ

Aさんとの出会いは今から7年前。当時Aさんは32歳で、新卒で入社した日系のシステムインテグレーターに在職して、ネット企業のデータセンター立ち上げのプロジェクトマネージャとして活躍されていました。

責任ある立場を任され、お客様からも信頼を得られていたため、転職に対してはそこまで積極的に考えてはいらっしゃいませんでした。

ただ漠然と、もう少し業務領域や職域を広げることが出来ると良いかな、と考えていらっしゃいました。

私はAさんに、ITコンサルタントとしてのキャリアの可能性をお話しました。Aさんも少し関心を持って頂き、IT系のコンサルティングファームを数社受けることになりました。

Aさんは最初に面接を受けたコンサルティングファームで衝撃を受けました。面接の準備をあまりしていなかったこともありますが、面接担当者と圧倒的な力の差を感じたのです。

そこからAさんは、今までの自分は井の中の蛙だったと痛感し、真剣に今後のキャリアを考え直し、ITコンサルタントを目指すことにしました。

その後、大手外資系のコンサルティングファームから内定が出て、入社をすることになりました。

今39歳。40歳からの更なる成長を目指してシニアマネージャーから再度転職を志す

コンサルティングファームに入社されてから7年が経過し、Aさんから『お会いしたい』とのご連絡を頂きました。

大手外資系のコンサルティングファームに入社したAさんは提案活動や、IT戦略企画・立案、ITガバナンスの策定などの上流工程から、プロジェクトマネジメントまで幅広く携わり、シニアマネージャまで昇進されていました。

私:
『Aさん、ご無沙汰しています!順調にキャリアを歩まれていますね。正にコンサルタントへの華麗な転身ですね。』

Aさん:
『ありがとうございます。おかげさまで現職では良い上司、良い同僚、良いお客様にも恵まれて、本当に良い経験を積むことが出来ていると思います。』

私:
『本当によかったです。今後も現職にて更に上を目指して行けますね。』

Aさん:
『そうですね。現職で更に上を目指すのも一つのキャリアパスだと思います。現職のスピードは非常に早く、おそらく他の企業の2倍のスピードで色々なことを経験して、学び、成長できたと思っています。
そこで、私は今39歳ですので、今まで経験してきたことを他の企業でアウトプットして貢献し、更に成長したいという気持ちが湧いてきたんです。』

Aさんの言葉の通り、視座の高い言動や、人間としての懐の深さ、引き出しの多さなどから、現職に転職して、本当に成長されていると感じました。

Aさんは、来年40歳という節目を向かえ、今までインプットしてきたことを活かして違う環境で貢献したいという思いと、40歳から更なる成長を目指したい、という思いを持って私に会いに来られました。

コンサルティングファームでの経験で、格段に上がっていたAさんのドキュメント作成やプレゼンテーションスキル

私はAさんに3つのカテゴリーの提案をしました。

 ・A社:コンサルティングファームのシニアマネージャ
 ・B社:システムインテグレーターのプロジェクトマネージャ
 ・C社:事業会社の情報システム部門

Aさんは現職が多忙な中、各カテゴリーから1社ずつ選択して、合計3社を受けることになりました。

Aさん:
『転職活動は7年ぶりでとてもわくわくします。職務経歴書の添削や、面接対策よろしくお願いしますね(笑)』

Aさんが用意した職務経歴書は、前回の転職活動の内容とは見違えるようで、自分自身の経歴の棚卸しがしっかりと出来ており、携わったプロジェクトの概要、役割、成果、自分の得意領域が端的且つ明確に記載されていました。

私:
『ドキュメント作成スキルも格段に向上されましたね。指摘する箇所は無さそうですよ。』

Aさん:
『本当ですか。ありがとうございます。現職に入社してからは、ドキュメント作成やプレゼンテーションの機会が爆発的に増えましたので、自然と身についたんだと思います。』

現職よりも約100万円程下がった提示。しかし「今回の転職活動の目的は年収だけではない」という思いで内定を受諾

予定通り3社ともに書類選考が通過しました。多忙な中、面接の日程調整は大変でしたが、何とかやりくりをして3社ともに同時期に見事内定を取ることが出来ました。

私:
『Aさん、おめでとうございます!全て内定が出ました。さすがですね。』

Aさん:
『ありがとうございます。この結果はひとえにご支援のお陰です。』

私:
『3社共に良い会社だと思いますが、年収は少し差が出ましたね。』

コンサルティングファームのA社はシニアマネージャのオファーで、年収に関しては、現職と同等の提示でした。システムインテグレーターのB社はプロジェクトマネージャのオファー、事業会社のC社は情報システム部門の課長クラスのオファーで、共に年収に関しては、現職よりも約100万円程下がった提示となりました。

Aさん:
『そうですね。年収だけを考えればコンサルティングファームのA社になりますが、今回の転職活動の目的は年収だけではないので、じっくり考えて回答したいと思います。』

・・・・それから3日後、Aさんの回答が出ました。

Aさん:
『あれから色々と考えまして、今回はシステムインテグレータのB社への入社を決めます。』

私:
『分かりました。B社への決め手はなんだったんですか?』

Aさん:
『私は元々システムインテグレータ出身ということもあり、クライアントに対してシステムを導入する立場で仕事をすることは自分に向いていると感じます。そして、現職のコンサルティングファームで学んだことを生かして少しでもB社のビジネスに貢献していきたいという強い思いから、決めました。』

私:
『素晴らしい決断だと思います。B社の社員の皆さんもAさんにかなり期待していましたので、とても喜ばれると思います。是非、B社に入社してもAさんらしさを全面に出して頑張ってください。』

・・・B社に入社したAさんから半年後連絡を頂きました。

Aさん:
『はやいもので半年が経過しました。やはり最初の数週間は新しい環境に慣れるのに苦労しましたが、B社のやり方を受け入れながら馴染むことが出来ました。アウトプットして貢献するつもりでしたが、私が学ぶことの方が多かったです(笑)

そんななか、先日お客様から案件の受注を受けることも出来ました。まだまだやることは沢山ありますが、充実した毎日を過ごしてます。転職してよかったです。今後も精進して参ります。』

Aさん、前職での経験を生かして、今後もB社のビジネスをダイナミックに牽引して下さい。

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今回は、39歳コンサルタントの転職事例についてご紹介しました。

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