1名採用枠に応募者が殺到する中で、頭一つ抜け出すことが出来た理由とは?【転職事例】

今回は、ITコンサルタントから金融機関へのキャリアチェンジ事例。1名採用枠に応募者が殺到する中で、他の候補者との比較から頭一つ抜け出すことが出来た理由や、平日はプロジェクトの関係で地方に常駐。如何にして、東京での面接時間を確保出来たのかなどをご紹介します。

【プロフィール】

20代半ば(男性):総合系コンサルティングファーム・ITコンサルタント(年収700万円)⇒証券会社・M&Aアドバイザリー(年収700万円)

ITコンサルから入念な準備で戦略コンサルを狙うも、結果は見送り

大手総合系ファームに、ITコンサルタントとして勤務するAさん。実は、Aさんと転職活動をご一緒するのは、これが初めてではありませんでした。

<半年ほど前>
ひと足先に転職を成功させた先輩の紹介で、エージェントに相談に来られたAさん。語学堪能なAさんは、現職の上司に再三に渡り、グローバルプロジェクトへのアサインの希望を出しておりましたが、残念ながら、今日まで、その希望は適わなかった事が転職検討のきっかけとの事でした。

また、コンサルタントとして、IT領域のみならず、より上流の戦略領域から、貢献していきたい、との想いがあることも打ち明けてくれました。

地方のプロジェクトに長らくアサイン中のAさんは、平日、月~金曜までは、地方に常駐する日々。金曜日の夜に東京に戻って来て、土日を東京で過ごし、また月曜日の午後から、新幹線で移動する、という生活を送っていました。

したがって、面接の為に捻出できる時間は、月曜日の午前中(~12時まで)と、金曜日の夜(19時以降)のみ。

腕試しに、とAさんは、何とか時間を捻出し1社だけ、戦略コンサルティングファームの選考を進めました。

結果は残念でしたが、人生初の転職活動で、職務経歴書の準備から、面接準備として自身の志向を棚卸し、また、企業研究、職種研究をした経験は、決して無駄にはなりません。

そんな中、Aさんは、現職で次のプロジェクトアサインが決まった為、しばらくは活動が出来なくなってしまうとの事。

聞くと、念願のグローバルプロジェクトへのアサインになりそいう、との事でしたので、転職活動は、一旦休止し、グローバルプロジェクトで経験を積んだのち、改めて、転職活動を再開しましょう、という事になったのでした。

そして、半年後。未経験からベンチャーキャピタリストへのキャリアチェンジを決意

Aさんから、再度連絡を頂きました。聞くと、予定していた海外案件へのアサインが立ち消えてしまい、今も、地方のプロジェクトに継続してアサインされているとの事。

過去に、何度も海外プロジェクトのチャンスに対して、梯子を外されてしまったAさんは、転職活動を再開したいとの事。

Aさんは、新たな目標が出来たとの事で、将来的にはベンチャーキャピタリストとして、アーリーステージのベンチャーを支援し、世界で戦えるような企業を育てたいのだ、と言います。

いろいろと話をした結果、どうやら、本気度は高いことがわかりましたが、残念ながら、未経験から、いきなりベンチャーキャピタリストに転じるパスはほぼ皆無ですから、ステップとして、ベンチャーキャピタリストに求められるバックグラウンド

・IT系ベンチャーでの新規事業経験を習得
・外資戦略ファームでの戦略コンサルティング経験を習得
・金融機関でのファイナンス知識を習得

を提案させて頂きました。

もちろん、いずれも、ITコンサルタントからのキャリアチェンジになりますから、これも狭き門であることは変わりありません。

しかし、チャンスの神様が、Aさんに微笑みかけます。Aさんとお話しさせて頂いてから1週間ほど経った日、証券会社のM&Aアドバイザリー部門で、1名、採用を考えているとの連絡が入りました。

しかも、部門の責任者が、元コンサルティングファーム出身者との事で、採用ターゲットには、戦略コンサルタント以外に、ITコンサルタントでも可、との事でした。つまり、ポテンシャル採用です。

Aさんは、千載一遇のチャンスに迷わずに応募を決意されたのでした。半年前の活動時点で、すでに完成度の高い応募書類が出来ていた為、スピード感を持って、応募が出来たこともAさんにとって幸運でした。

入念な面接対策、熱意が実り、M&Aアドバイザリーへのステップを歩む

Aさんは、無事に書類選考に合格しますが、喜んだのもつかの間。1名の採用枠に応募者が殺到しておりライバルは多数います。ライバルとの相対比較の中で、頭一つ抜け出し、面接官から選んでもらう必要があるのです。

Aさんと、私は、あらゆる想定質問に対して、準備を重ねていきます。

・なぜ、M&Aアドバイザリーを志望するのか?
・なぜ、弊社(●●証券)を志望するのか?

というオーソドックスな質問から始まり、

・興味のあるM&Aの事例はあるか?
・なぜ、そのM&Aに興味を持ったのか?
・M&Aを成功に導く為のポイントは何だと思うか?
・なぜ、M&Aが必要だと思うか?
・我々が、M&A未経験のあなたを採用するメリットは何か?

などなど、それこそ、想定されるあらゆる質問に対してです。

Aさんは、自分自身に妥協を許さず準備を重ね、貪欲に、エージェントである私からのフィードバックを求め、客観的な視点を取り入れつつ、精度を上げていきました。

「入社したら、キャッチアップします!」と面接で熱意を伝える候補者は多いですが、Aさんは、選考の過程においても、貪欲に知識を吸収し、目に見えて成長をしていったのです。

そして、それが面接官にも伝わったようです。

キャリアチェンジのポテンシャル採用において、面接官が最も重視するのは「熱意」。他候補者との相対比較の中でも、Aさんの熱意はずば抜けていたようです。私から見ても、Aさんは「熱意」が全身から滲み出ているように感じました。

最終面接では、圧倒的な企業・職種・業界研究に裏付けられ、自信と確信を持って、「M&Aアドバイザリーの仕事をやりたいです!」と言い切ったことも、企業側の高評価を得たポイントだったようです。

4回の面接を見事に潜り抜け、内定を手にしたAさんは、新しい環境で、刺激的な日々を送っているとの事です。

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今回の記事では名採用枠に応募者が殺到する中で、頭一つ抜け出すことが出来た理由についてご紹介しました。

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