【自衛隊 幹部候補生からの転職事例】27歳未経験でプログラマへ転身、その後コンサルタントへ。さらにその先に選んだ選択肢とは?

プロフィール

30代半ば男性:
自衛隊/幹部候補生⇒
ソフトハウス/プログラマー⇒
大手ERPパッケージベンダー/コンサルタント(年収700万円)⇒
大手小売業/情報システム部門(年収750万円)

27歳の時に自衛隊の幹部候補生から、プログラマとしてキャリアを再スタート

大学卒業後、自衛隊の幹部候補生として入隊したAさん。自衛隊になるには防衛大に行かないといけないイメージがありますが、半数が防衛大から、もう半数は一般の大学から試験をクリアして入隊してくるそうで、彼は後者のパターンの方でした。入隊後は、同盟国との訓練の指揮を執りつつ、語学や組織論などをみっちり学び、自衛隊の幹部になるべく、徹底した教育を受けていました。

しかし、5年経ったところで、キャリアパスが明確になっている上長と自分を重ねた時に「これは自分の進みたい道ではない」と判断。27歳未経験という難しい転職ではあったと思いますが、見事、ポテンシャル採用をしてくれるソフトハウスに転職。プログラマとしてキャリアを再スタートさせました。

国内最大手ERPパッケージベンダーのコンサルタントへ転職

もともとの能力値の高さはもちろんありますが、それを最大限に活用できるだけの自衛隊で培った自己を律する力を持って、メキメキと頭角を現していったAさん。未経験スタートながら、2年目からはチームリーダーとなり、クライアントから要件をヒアリングする立場まで駆け上がられました。人生、何を始めるにも遅すぎることはないという証拠ですね。

そして入社3年目に30歳を迎えたときのこと。ソフトハウスでは、プログラマからシステムエンジニアへ、というキャリアを歩んでいくわけですが、自分の求めていることはそれよりもさらに上流にありこのままのスピードでは遅すぎると感じ、出遅れた自身のキャリア構築を加速させるため、再度の転職活動を開始されました。

30歳かつIT業界3年目という状況だったため、なかなか上流工程に携われるポジションでの転職は厳しいものがあったようですが、持ち前のハングリーさもあり、国内最大手のERPパッケージベンダーから内定を獲得。見事に次のステップを勝ち取られたのでした。

MBAの留学を経て次に目指す先とは

ERPパッケージベンダーでは、会計領域のコンサルタントとして、コンサルタントとしての基本から、プロマネとしての実力を身につけられたAさん。5年という時間で、『会計領域であればAさん』 と言われるまでにぐんぐん力をつけられました。

しかし、これだけでは満足できず、さらに成長スピードを加速させ、また、経営を体系的に学びたいという思いが湧きあがり、35歳にして海外MBAに留学することを決意されました。当然自費となるので、大きな大きな自己投資。MBAは、アメリカなどは2年間コースが多いですが、ヨーロッパ・アジアなどでは1年という国もあり、Aさんはその中でも中国の最高峰のビジネススクールに見事合格。
英語での授業、欧米と全く変わらない内容を学びながら、さらに中国語も勉強するという非常にタフな環境で1年間を修了されました。そして、日本に帰国しようかというタイミングで、私たちのところにご相談いただいたのでした。

36歳。未経験領域への厳しい現実

私たちと初めてお会いさせていただいたとき、Aさんは36歳。せっかくMBAで学んできたのだから、身につけたスキルを活かし企業の経営管理系ポジションを強く希望されていました。

しかしながら、いくらMBAを取得しているとはいえ、なかなか新しい未経験領域にチャレンジをするにはご年齢的にハードルが高い状況。そこで弊社からは

・ITとしてのキャリアを活かせる環境
・会計能力を活かせる環境
・自衛隊で学んだ語学力、MBAで学んだ経営スキル上記を組み合わせて評価してくれる会社

を目指しましょう、と提案させていただきました。

とはいえ、ご本人の希望に添った案件もいくつかあったので、そちらについても、チャレンジしていただきました。結果はやはり、経営管理系のポジションについてはお見送りが続いてしまいました。企業に事業計画の提案書を作成して提出するくらい、熱いパッションをお持ちでしたが、結果は変わらず…。厳しい現実がありました。

一方で、大手コンサルティングファームを中心にまさに、上記を組み合わせた経験を評価され各社からは是非Aさんを!と高い評価をいただいていらっしゃいました。

大手小売業か?中国政府系企業か?

どれだけコンサルティングファームから高い評価をもらっても、Aさんは、過去に積み上げた経験とMBAでの知見をさらに昇華させられる環境でなければ、次の転職の意味は薄れる、と強いこだわりをお持ちでした。できる限り妥協したくない、という強いご意向をいただき、大手コンサルティングファームの話は、すべて一旦ペンディングに。。

そのようなときにAさんを高く評価したのが、国内最大手の小売業。世界各国を相手に、急成長を遂げている企業です。情報システム部門での採用ではあったものの、今後、北米・アジアへの展開を本格化していくにあたり、現地へのシステム導入とオペレーションの定着化、などを任せたい、という話でした。

当初ご希望されていた経営管理とは少し異なってきてしまいますが、過去の経験を昇華させ、かつグローバルな舞台で活躍できるポジションでありAさんの気持ちも大きく揺れ動きました。

しかし、時を同じくして、中国政府系企業からあるポジションの内定をもらっていたAさん。「本当に迷っています。どう思いますか?」非常に悩んでいる様子のAさんと何度もお話させていただき、キャリアコンサルタントとして、今後のキャリア構築についてどのように考えていくことが、Aさんのためになるのか、について徹底的に話し合い行いました。

実際に中国まで訪れ、展開している店舗を視察。国内最大手の小売業への転職を決断

「日本で働きます。」結果、国内最大手の小売業を選んだAさん。中国に展開している店舗に実際に足を運び、その大盛況ぶりを目の当たりにしたこと、また、景気上昇中の今の日本にいることの重要さ等を鑑みた上でのご決断でした。

こうしてAさんのキャリアは、またまた新たなステージに突入されました。これまでも、自身の選択はすべて、振り返れば成功だった、と言えるものに昇華させてきている実績をもっていらっしゃることからも間違いなく次のステージにおいても大活躍されることと確信しています。

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今回の記事では、自衛隊幹部候補生のキャリア事例についてご紹介しました。

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