2013年、中途採用あるある

 

師走は総決算。個人的に大好きです。

なんとなく、世の中が忙しなく動いている感じがたまりません。

紅白歌合戦の出場歌手の発表、今年の漢字、そして、流行語大賞の発表

なども終わり、いよいよ、という季節になりましたね。

あとはクリスマス、第九、除夜の鐘ですね。

 

ということで私も、2013年の中途採用市場であった特徴的な動きを

振り返ってみたいと思います。なお、弊社はコンサル、ＩＴ・WEB業界が中心なので

その領域に偏ってしまっていることは、ご容赦ください！！

では、2013年、中途採用あるある、見てみましょう。

 

■「ポテンシャル（第2新卒）採用始めました」

昨年からの景気回復も、いよいよ今年に入り本格化してまいりました。

不景気の時には即戦力採用に限られておりましたが、

若手を採用して育てる、という採用にシフトしてきました。

 

■「人がいなくて、仕事をお断りしている状況なんですよ～」

求人企業に訪問した際に、経営幹部、現場、人事ともによく聞いた言葉でした。

昨年あたりまで、各社採用を絞っていましたから、景気回復とともに

需給バランスの逆転に対応できなかったのでしょう。

半分うれしそうな顔で、半分本気で困った顔でしゃべってるのが基本です（笑）

 

■「志望動機書、無しでいいですよ」

いままでは、志望動機書を書かせて足きりしていた企業も、いよいよ

採用競争に巻き込まれ、求職者の負担である志望動機書提出を取りやめた

企業が続出。

 

■「応募意志がなくても、いいですよ！」

上記の志望動機書無し！の強化バージョン。

求職者の母集団を集めるために、その企業への応募意志が無くても良いので

まずは【面談】にお越しいただき、求人企業の説明を聞きに来ませんか？

という取り組みの企業も増えました。

 

■「選考ステップは、一回で」

さらに上記がエスカレートすると、優秀な人材を取り合うために、

【一回の面接で選考を終わらせる】という企業も出てきました。

ここまで来ると、人物は判断しきれるのか？？という部分で、

求職者にとってメリットを超えてデメリットになってくる可能性もあります。

 

■「あー、英語力があればなーー」

我々が求人企業採用担当者に、求職者をご紹介すると、よーく言われた言葉です。

スキルセット・経験は良いのですが、英語力がないと現場にアサインできない、

という実態。この一年で、グローバル人材が求められる傾向が加速した印象は

強くあります。

 

■「私が、訪問しますよ！」

求人企業側も優秀な人材を探すために、いよいよ

採用担当者自らエージェントに訪問してくださることが多くなりました。

普段求職者に会っているキャリアコンサルタントに、会社の魅力を

直接伝えるために。2009年くらいではあまり考えられない現象です。

 

■「期間限定、ＦｅｅUPします！」

上記でも人が採用できない。そうなると求人企業としては次の手です。

エージェントに支払うＦｅｅを期間限定でアップする、ということが非常に

増えております。もちろん難易度の高い求人に絞られてきますけれども。

 

■「まぁまぁですね。」

エージェント同志、同業界の方々とお会いするときに発せられる言葉です。

昨年までリーマンショックの影響を少なからず受けておりましたので、

結果的にどの会社も前年を上回ることが多いです。

で、「おたくは、今年の業績どうですか？」と聞くと、帰ってくる言葉がこれです。

間違いなく、昨年よりも状況は良いのですが、なんとなく本音を打ち明けない（笑）。

 

といったところでしょうか？

私も2003年からこのビジネスを見てきて、2006年並みの勢いを感じる

中途採用の一年でした。

来年も、これ以上伸びていただきたい！とまでは言いませんので、

是非この勢いをキープしてほしいものですね。 

　 　　

　 　　

 

 

　

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