転職エージェントを相談だけで長期的に使うコツ

こんにちは。

転職エージェントのキャリアコンサルタントとして、日々お会いするご人材も、
「すぐの転職は考えていませんが」という中長期スタンスの方が増えてきました。

私としてはWelcomeです。
というか、そもそも「転職する気がない時ほどニュートラルに自分の市場価値を捉える」ことができます。

冷静に自分のキャリアを見つめ、先のこともしっかり考えやすいものです。したがって、そういう時こそ第三者的に評価してもらった方が良いと思います。

ただ転職意欲がない状況下において、ダラダラと相談するだけでは時間を無駄にしてしまうかもしれません。

そこで今回は、転職エージェントの相談機能をうまく長期的に使うコツを、ポイントとともに解説します。

【目次】

  1. 相談だけの利用ができるか転職エージェントの方針を確認
  2. 転職エージェントを相談だけで利用すればメリット多数
  3. 転職エージェントの相談機能を中長期的に使うコツ

相談だけの利用ができるか転職エージェントの方針を確認

転職エージェントの相談機能だけを使いたい方は、エージェント各社の方針を理解しましょう。相性の良いエージェントを見つけるためには、まずは複数のエージェントの方針と特徴を把握し、比較検討することが大切です。

たとえば大手はHot to Hotが基本。転職意欲満々な方に、採用熱の高まっている求人を積極的に紹介するということです。

逆に言うと、今は「転職を考えていません」という方へのアドバイスは苦手な場合があります。

「今がチャンスですよ、今動きましょうよ」と説得を始めるキャリアアドバイザーもいるでしょう。

大手を使うメリットは、業界などを超えて圧倒的に幅広いレンジで求人情報を収集できること。しかしながら、中長期的なキャリアの相談となると、彼らとしては「面倒」以外の何者でもないわけです。

中小のエージェントでは中長期的な相談を受け付ける場合もあります。ただ方針はキャリアアドバイザー次第。「転職を考えていません」との希望を考慮しつつも、やはり転職させたいのが本音であり、求人をすすめてくるスタッフもいるでしょう。

転職エージェントは求職者に転職してもらうことで初めて利益を得られます。そのため、いきなり「転職する気はない」と言われてしまうと、サポートする気力が失せてしまうかもしれません。

したがって、どのエージェントを使うにしても、初回面談では転職を考えていないことはハッキリ伝えないことをおすすめします。そのうえで「良い求人があれば応募する予定がある」とアピールするのも良いでしょう。

また大まかで構いませんので、相談したい内容を事前にまとめたうえで面談に臨むのがおすすめです。相談の目的と直近の悩み、どのような条件であれば転職するかを明確に伝えることで、スムーズに面談が進み、本当に求めている情報を得られるでしょう。

ちなみに、会社によっては「サービス提供期間は登録から6ヶ月」といった期限が設定されていることもあります。制度的に長期フォローが認められていない、ということです。

公式サイトにフォロー期間や相談だけの利用の可否が記載されているエージェントもあります。あらかじめ各社の方針をチェックしてから利用するのがおすすめです。

転職エージェントを相談だけで利用すればメリット多数

転職エージェントを使うメリットは、転職活動のための面接対策や職務経歴書の添削といったサービスを受けられる点だけではありません。

転職するつもりがない人も、ひとまず相談だけのために転職エージェントを利用すれば、多くのメリットを得られます。以下から主なメリットを3つ見ていきましょう。

市場動向を把握できる

「今転職すべきか」はご人材の状況だけでなく、市場全体の状況によって変わってきます。

転職エージェントは最新の市場動向に関する情報を管理しており、登録者にだけ有益な情報を共有することが可能です。

「ひとまず情報収集してから転職のタイミングを見極めたい」
という方も、今後の戦略を練るうえで重要な情報を見つけ、市場動向を把握できます。

探し出すのが難しい優良求人を見つけられる

転職エージェントを使えば、ご自身だけでは探し出せなかった優良求人を見つけやすくなります。非公開求人も用意しているため、隠れた良い企業と出会うことも可能

またキャリアカウンセラーを通して、第三者の視点からご人材の隠れた才能を発掘することがあります。

その後は隠れた才能を活かして、ご自身では想像もしていなかった未知の分野に飛び込んでいくケースもあるでしょう。

転職エージェントを使うことで、自力では出会うことが難しい求人とのマッチングの可能性が高くなるのです。

無料でキャリアプランを作成できる

キャリアアドバイザーはキャリアのプロですから、相談者のキャリアプランを的確に作成します。これまでのキャリアの棚卸しをサポートしつつ、無料で今後のキャリアに対するアドバイスを提供するのです。

弊社でもキャリアプランを作ったうえで「今転職すべきでない」と判断した場合は、無理な勧誘はいたしません。中長期的なサポートをお約束し、良い求人があればご連絡を差し上げています。

逆に「今転職した方が明らかにキャリアアップにつながる」と判断した方については、転職をすすめるケースもあります。このように第三者と話すことで、まだ転職するご予定がない方も、ご自身の市場価値が思いのほか高いことに気付かれるかもしれません。

キャリアプランを作り、今の市場価値を知ることで、理想のタイミングでスムーズに転職が可能なのです。

転職エージェントの相談機能を中長期的に使うコツ

仮に「今すぐ転職しなくても中長期的に連絡してね」という転職エージェントに出会えたとします。その場合はこまめに連絡するのがおすすめです。

なぜなら、やはり転職エージェントは求職者が転職しないと売上を得られません。どうしたって心の奥底には「この人転職してくれないかなぁ〜」という気持ちがあるのです。

そのため、中長期的にお付き合いする中で、メールやチャットで求人の提案を行います。「こういうの興味ありませんか〜?」という連絡が定期的に来ることを念頭に置いておきましょう。

我々としては情報提供すること自体もサービスの一環と考えておりますので。

「転職する気はないです」という言葉を真に受けて、半年に一度ぐらいのペースで連絡していたら、いつの間にか転職されていたケースもありますからね……。

おすすめの案件があればやはりお伝えしたくなるのです。その連絡に対して、返信をいただけると単純に嬉しいもの。

逆に何度メールを送っても全く何の返事もないと「返事がない。ただの屍のようだ」とドラクエのような印象を持ってしまいます。

「メール見てないんだな」「よっぽど自分に興味ないんだな」「迷惑なのかな」などと考えるわけです。我々も人間ですし。

情報提供が迷惑なら、そう伝えていただければ問題ありません。ひとまず真摯に返信をくださる方であれば、エージェントのモチベーションも一気に高まります。

こまめに連絡してくださる利用者様であれば、志向性やキャリアにフィットした案件を漏らさず、タイミング良く提供しやすいものです。

 基本的には我々キャリアコンサルタントとは、
「まさに転職したい!」という時より、
中長期のキャリアを見据えて付き合った方がメリットは多いと思います。

ただその活用方法にもコツがあることを押さえて、うまく使っていただきたいです。

転職活動をするつもりはなくても将来への不安を解消したり、情報を収集したりしたい方は、ぜひ中長期的な相談相手として弊社もご検討ください。

=================

>転職エージェントに関する記事

転職しない人が転職エージェントを使うメリット
https://www.axc.ne.jp/careertips/2014/0309/2201.html

=================

今回は転職エージェントの相談機能を長期的に使うコツについてご紹介しました。

キャリアをお考えの方は、ぜひアクシスコンサルティングにご相談ください。


アクシスの求人のうち、
約77%は非公開。
平均サポート期間は3年です。

各ファームのパートナー、事業会社のCxOに定期的にご来社いただき、新組織立ち上げ等の情報交換を行なっています。中長期でのキャリアを含め、ぜひご相談ください。

新規会員登録はこちら(無料)

カテゴリー、タグで似た記事を探す

こちらの記事も合わせてご覧下さい

アクシスコンサルティングは、
プライバシーマーク使用許諾事業者として認定されています。


SSL/TLSとは?

※非公開求人は約77%。求人のご紹介、キャリアのご相談、
企業の独自情報等をご希望の方はぜひご登録ください。

新規会員登録(無料)

※フリーランスのコンサルタント向けキャリア支援・
案件紹介サービス

フリーコンサルの方/目指す方。
×