いつ転職するのか?今…とは限らない転職タイミング

こんにちは。
キャリアコンサルタントの最上裕司です。


さほど「転職しろ」カラーの少ない私のところには、
今のところ転職を考えていませんが、いつがいいのやら?な相談者が
そこそこ多く訪れます。

転職に適したタイミングとは?
少なくとも現職の方であれば急いで転職する必要はありません。
判断には知っておくべきいくつかの要素があります。


■年齢市場価値と経験市場価値

全ての人に等しく備わっているのが「年齢」という市場価値。
皆平等に持っているものです。
学部卒の方が多いと思いますが、22〜3で社会に出てそのまま26〜7まで上がり続け、
そこをピークに年齢という市場価値は下がっていきます。
つまり年齢だけで言うなら26〜7が最大の市場価値を持つこととなります。
その後20代では緩やかに減少し、30を超えていくと減り方が激しく…という感じです。

そうすると若ければ若いほど…となりそうですが、そこに掛かってくるのが経験市場価値。
まぁ、一般的に言われる「市場価値」と捉えていただいて良いと思います。
業界知識や業務知識、技術、スキル、マネジメント力等々。
市場から必要とされる経験値のことです。

基本的にはこの年齢市場価値と経験市場価値が合わさって「市場価値」となります。
例えば今年転職すべきか、来年転職すべきかを考える時には、
27歳以上だと、基本的に年齢市場価値が下がる中、経験市場価値がそれを
補うだけのものかどうか、という判断をします。

今年昇格してリーダーになりました、なんて人の場合、一年後は年齢市場価値は
下がるかもしれませんが、経験市場価値はそれを補って余りあるため、
一年後の方が市場価値が高い、ということになります。

逆に今年も来年もやること変わらない、なんて場合は、
年齢市場価値が下がらないうちに転職した方が選択肢が多い、と言えます。


■転職市場の市況感

前述の要素を一気に覆すほどのインパクトを持つのが実は市況感。
転職市場が活況かどうか、というのは市場価値云々を超える影響があります。
例えば有効求人倍率。

2013年1月は0.89
2014年1月は1.09
です。
この1年の間に0.2改善されています。
1歳年を取ったことによる市場価値の変化よりよっぽど大きなインパクトです。

2013年も企業の採用意欲は高く、率直にオファーが出やすい年でしたが
2014年はそれをさらに上回るということです。
採用意欲が高ければ年収も上げやすく、市況感というのは経験値や年齢とは
関係なく動くというものでもあります。


いつ転職をするのがベストか。
基本的には、ご自身が転職したいと想うタイミングで動くのが良いとは思います。
が、虎視眈々と良い時期を狙うということであれば、市況感の動き、
自分の年齢市場価値と経験市場価値のバランス、といったあたりを常に念頭に
置いておくと良いと思います。

市況感については自分では分かりづらいので、気軽にご相談ください。

あまり狙いすぎてタイミングを逸しないようにしましょうね。

 


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