“poorなイノベーション” より “優れたイミテーション”

こんにちは。
アクシスコンサルティングの福原です。
 
 
以前に、東レ経営研究所の社長を務める
 
佐々木常夫氏の講演会に参加したことがあります。
 
 
佐々木氏は、1969年に東レ株式会社へ入社後、
 
破綻会社の再建や事業改革等、様々な功績を残してきました。
 
 
家庭では、奥さんや息子さんが重い病や精神疾患にかかっており、
 
仕事での活躍の裏で、育児・家事・介護までをこなしてこられた方。
 
 
この講演会の中で感銘を受けた言葉が、コラムのタイトルにある
 
『“poorなイノベーション” より “優れたイミテーションでした。
 
 
その意味は、日々仕事の中で新たなミッションが与えられたとき、
 
自身としては初めてでも、多くの場合は会社の中に同様の事例の経験者がいたり、
 
もしくは参考資料が残っているもの。
 
 
そのため、一から自身で取り組みイノベーションを起こそうとするよりも、
 
既にあるものをイミテーションすることで、アウトプットの質・効率性が共に高まるというもの。
 
 
仕事と学校との違いは“カンニングをしても良いところ”と言われますが、
 
公私において多忙な日々を乗り越えて、これを徹底して成果に結びつけてこられた
 
佐々木氏のお話には、大変説得力がありました。
 
 
 
これは様々な仕事に応用できるのはもちろん、転職活動でも活用できます。
 
 
日頃、面接対策の指導をさせて頂く中で、
 
『どんなアピールをしたらよいか?』
 
『人に自慢のできる経験が思いつかない』 等
 
面接で話をする内容をゼロからイノベーションしようとして苦労されている方の声を耳にします。
 
 
しかし、面接では“他の誰も経験していないオンリーワンは経験”を話す必要はありません。
 
 
なぜなら、佐々木氏の言葉の通り、自身にとっては初めてのミッションでも、
 
会社の中には同様の事例があるものなので、経験の独自性はあまり求められないからです。
 
 
それよりも大事なことは、
 
成功事例の再現性(成功体験を分析・活用し、他の業務でも同様の成果を上げること)や
 
失敗事例の克服(失敗体験の課題や解決策を分析し、他の業務に活かせるか)です。
 
 
その他、各社の面接には特徴があるため、この点エージェントには数多くの過去事例がストックされています。
 
これらを『優れたイミテーション』することで、成果は大きく高まるものです。
 
 
皆さんも、日々の業務や転職活動等、様々な場面で佐々木氏の言葉を
 
実践してみて頂ければと思います。

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