こんにちは!
Executive Consultantの志賀です。
今回の独り言は「読書本の紹介」です。
◇今回紹介する本は、坂本光司さん著、「経営者の手帳」です。
「日本でいちばん大切にしたい会社」の著者の最新作です。
著者は、20年前ぐらいから、経営者などの多くのリーダーの方々と会って、
さまざまな人々の言動を見るなかで、感じたこと・気づいてほしいことを言葉にしてきたそうです。
この本は、著者が今まで言葉にしてきた「語録」を、一冊の本にまとめたものです。
<人生と経営を変える 経営者の手帳 >
作者: 坂本光司
出版社/メーカー: あさ出版
発売日: 2010/11/25
メディア: 単行本(ソフトカバー)
◆経営とは、会社(組織)にかかわるすべての人々の
永遠の幸せを実現するための活動のことである。
◆経営においては、常に”五人”の幸福を念じ、その実現を図らねばならない。
◆経営者がいやなこと・望んでいないことを、社員が望んでいるわけがない。
◆「教える教育」ではなく、「教えさせる教育」こそ最高の教育である。
◆人財はアメやムチではなく、正しい経営のなかから自然に育つ。
◆社員がやる気を喪失する最大の要因は、
経営者や上司に対する「不平、不満、不信感」である。
◆経営者・管理者の最大の使命は、部下を管理(マネージ)することではなく、
フェロー(メンバー、仲間)をリード・支援することである。
◆社員が求める経営者像・管理者像は明確である。
◆企業は企業それ自身のためにあるのではなく、企業構成員のために存在する。
◆人財が最も嫌うのは、「管理」という名の刃物である。
◆正しいことをしようとしている人の邪魔になるルールには、片目をつぶってしまうことだ。
◆経営者に楯突く社員には二つのタイプがある。見誤ると人財を失う。
全部で100個の「語録」が収録されています。
構成としては、一つの「語録」毎に、解説がついています。
不況の中でも、業績を崩すことなく経営をしている会社や
目覚ましい復活を遂げている企業があります。
そのような会社は、どんな会社なのでしょうか。
この本を読むと、経営とは何かという本質が見えてくるような気がします。
やはり、経営するのも人、そこで働く従業員も人、
そして商品やサービスに対価を支払ってくれる顧客も人です。
いかに、人を大事にすることが経営を行う上では
大切なことであるかを理解することができると思います。
非常に読みやすい本ですが、本質を突いています。
経営者の方はもちろん、非常に参考になると思います。
是非、ご一読されることをお奨めします。
【志賀 正明 (ExecutiveConsultant)】
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