震災後の採用動向

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3.11からちょうど2週間が経ちました。

2週間前の今頃は徒歩帰宅の最中。
渋谷の手前、表参道付近にて休憩+夕食がてら丁度その辺の居酒屋に
入ったぐらいの時間帯です。
先もまだ長いので、居酒屋ながらも酒は飲まずに、鍋をつつきました。
冷え切って疲労のたまった体にその鍋の美味しさったら…
食べ物に感動するというのはこういうことなのか、と思ってしまった次第です。


さて、被害額が16兆円~25兆円と言われる大災害の影響で、
ようやく上向いた景気への悪影響も懸念されています。
景気の影響を受けやすいのが企業の中途採用。

我々もリーマンショック時のような悲観的な見通しも覚悟しましたが、
震災から2週間経ってみて感じた結論は、

意外とそうでもない

です。
そうでもないって、つまり、リーマンショック後のような中途市場の
冷え込みはなさそうってことですよ。


まず、リーマンショックが全世界的な不景気を起こしたのに対し、
今回の災害、被害が出たのが「日本のみ」である点です。

グローバル展開を積極的に図っている企業や、
グローバル案件を豊富に持っている企業にとっては、
それほど震災の影響が大きくはありません。

特に昨年あたりから各社グローバル展開をかなり積極化してましたので、
そういう意味では救われた感があります。


また、震災復興の関係で間違いなく公共系案件が増えます。
これを獲りにいくための人材確保や、受託後の対応のための
採用なども活性化しそうです。
今回ほどの災害だと政府の支援予算も半端じゃない額に上るでしょうから
それによる受注が増えそうです。

SIではBCPの観点での自治体系システムのクラウド化の加速、
被災地のITインフラ再整備等々、まずはインフラ系人材やプロマネに
ニーズが集まり、アプリ開発エンジニアもそれらに牽引されるはず。


そう考えると、金融を軸に全世界的に沈んでいたリーマンショック後とは異なり、
被災が日本のみで、復興にも人材が必要であるため、
中途採用市場がひどく落ち込む、ということは想像しにくいのです。


…まぁ、候補者の皆さんも、お会いしている限りは、それほどマインドが
落ち込んでいることもなく、割と積極的な方が多いので、
実は中途採用市場の落ち込みを懸念していたのは我々だけ、なのかも知れませんが。

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