注目される国際会計基準(IFRS)の強制適用時期

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こんにちは。
 
IDCジャパンが1月に国際会計基準(IFRS)導入に
関するITサービス市場の動向調査を実施しました。
 
 
それによると、アンケート回答企業310社のうち、76%の236社が
情報システムの対応に着手をしていなかったそうです。
 
IDCジャパンは、今回の東日本大震災の影響で、
様子見の傾向が強まる可能性はある』としています。
 
IFRSはロンドンに本部を置く国際会計基準審議会(IASB)が作る会計ルール。
欧州連合(EU)が2005年に域内の上場企業に適用を義務つけました。
 
日本は2010年3月期から任意適用が可能となりました。
金融庁が2012年中にをメドに上場企業に強制適用するかどうか判断する予定で、
早ければ2015年にも強制適用となる可能性があるそうです。
 
財務・会計システムをIFRS対応させる場合、
コンサルティングから導入・構築まで最低でも3年は必要です。
 
金融庁の方針が決まれば一気に企業の動きが加速する可能性もありそうです。
 
当然、着手時期が後ろになればなるほど、駆け込み需要が膨み、
導入時期に間に合わない懸念の声が出てくることも考えられます。
 
昨年、一昨年から、コンサルティングファームを中心にIFRS対応の案件の受注は好調で、
今も積極的にキャリア採用をしています。
 
今後ますますマーケットのボーダレス化が進み、
遅かれ早かれ会計基準が統一することは避けられないと思います。
 
企業の積極的なIT投資に期待する意味でも、金融庁の判断に注目です。
 
 
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