こんにちは。
キャリアコンサルタントの最上裕司です。
先日、株式会社ディー・エヌ・エーの南場社長が退任されました。
ネット上でも随分この話題で賑わってましたね。
退任の理由は「旦那様の看護のため」です。
率直に「この人すごい」と感じましたし、こんな人がトップにいたDeNA社員は幸せだな、と。
南場さんのインタビュー記事やコラムなどを読むと、
コンサルタントという仕事や、経営トップとしての仕事観等々、
普段私が転職のサポートをしている方にも役立ちそうなコメントが多々あります。
その一部をご紹介致します。
早稲田大学にて、学生からの質問
「トップを張るとはどういうことなのか、心得を聞かせて下さい」に対する回答
http://ow.ly/59aZF
「いい質問だね。私よく言うんだけどさ、例えば目の前に濁流があって、川の向こうに肥沃な土地がありますと。そこへ行くべきとか、渡り方はこうするべきとか助言するのが参謀やコンサルタント。一番最初に濁流に足を突っ込むのがトップ。そうするとね、水だと思ったら熱湯だったとか、下に剣山があったりとか、何でこんなことが起きるんだということが起きるんだよね」
「その時に、どういう背中を見せるかということなんだけど、ホントは社長であっても迷いやおびえでいっぱいなんだよね。だって同じ人間じゃないですか。社長も普通の人。でも、それを出さないで、びくともしないふりをしながら渡りきる。あたかも何事もないかのように、大丈夫だよっていう背中をいかに作れるか。ってことなんだと、私は思いますね」
トップの話に限らず、コンサルタントと事業会社での仕事の違いも
的確に表現していますね。
南場さんのブログ;「アドバイザー」と「実行する人」
http://ameblo.jp/nambadena/entry-10056108610.html
世の中、いろいろ間違ったことを言う人はいるが将来起業したいと思っているならまずはコンサルティングを経験した方がよい、などと学生にアドバイスする人はとりわけ的外れな人だと思う。
参謀キャリアと事業リーダーキャリア、どちらを目指すべきとか言っているのではない。どちらも面白いと思う。ただ、両者は極端に異なる。
モバゲー南場社長流 社員のホンネ探る「飲み会乱入」
http://ow.ly/59bEn
こうした公式の場とは別に、プライベートでも社員との接点をできるだけ持つようにしている。終業後に社員が会社近辺で飲んでいると聞けば、”乱入”することもある。「社員とはできる限り接点を持ちたいので、ランチや飲み会に誘うことも多いが、『忙しい』とか『別件がある』と結構断られてしまう」。だから乱入。
「迷惑かなあと思いつつ、財布はこっち持ちだからいいだろうと。タクシーで一緒に帰って、話し込むことも多い」
「うち(南場社長の自宅)でやるから安上がり」なので、業績が悪い時期もずっと続けてきたオープンハウス。契約社員やアルバイト社員も参加する。
創業時から毎月続けている「オープンハウス」も、社員と直接触れ合うための大切な場だ。自宅を開放し、部門やプロジェクトごとに、もしくは女子会や生まれ月別など、様々な軸で社員を招く。
上場し、飛ぶ鳥を落とす勢いで成長。
客観的に見るとベンチャーと呼ぶには大き過ぎる企業かも知れませんが、
実に人間味のある、そしてやはりこの人がいる限りDeNAは「ベンチャー」なんだろうな、
と感じてしまった次第です。
日経の記事の締めくくり、
「私の権限で戻ることはないね。人事権は完全に後任に渡さないと。
やっぱり、後は若いヤツにやらせたいしね。
DeNAは50歳のおばさんがやっちゃいかんよ、うん。じゃあ、よろしくね!」
こちらも底抜けに明るく何とも魅力的な、南場さんの一面が垣間見れるコメントですね。
キャリアコンサルタントの最上裕司です。
先日、株式会社ディー・エヌ・エーの南場社長が退任されました。
ネット上でも随分この話題で賑わってましたね。
退任の理由は「旦那様の看護のため」です。
率直に「この人すごい」と感じましたし、こんな人がトップにいたDeNA社員は幸せだな、と。
南場さんのインタビュー記事やコラムなどを読むと、
コンサルタントという仕事や、経営トップとしての仕事観等々、
普段私が転職のサポートをしている方にも役立ちそうなコメントが多々あります。
その一部をご紹介致します。
早稲田大学にて、学生からの質問
「トップを張るとはどういうことなのか、心得を聞かせて下さい」に対する回答
http://ow.ly/59aZF
「いい質問だね。私よく言うんだけどさ、例えば目の前に濁流があって、川の向こうに肥沃な土地がありますと。そこへ行くべきとか、渡り方はこうするべきとか助言するのが参謀やコンサルタント。一番最初に濁流に足を突っ込むのがトップ。そうするとね、水だと思ったら熱湯だったとか、下に剣山があったりとか、何でこんなことが起きるんだということが起きるんだよね」
「その時に、どういう背中を見せるかということなんだけど、ホントは社長であっても迷いやおびえでいっぱいなんだよね。だって同じ人間じゃないですか。社長も普通の人。でも、それを出さないで、びくともしないふりをしながら渡りきる。あたかも何事もないかのように、大丈夫だよっていう背中をいかに作れるか。ってことなんだと、私は思いますね」
トップの話に限らず、コンサルタントと事業会社での仕事の違いも
的確に表現していますね。
南場さんのブログ;「アドバイザー」と「実行する人」
http://ameblo.jp/nambadena/entry-10056108610.html
世の中、いろいろ間違ったことを言う人はいるが将来起業したいと思っているならまずはコンサルティングを経験した方がよい、などと学生にアドバイスする人はとりわけ的外れな人だと思う。
参謀キャリアと事業リーダーキャリア、どちらを目指すべきとか言っているのではない。どちらも面白いと思う。ただ、両者は極端に異なる。
モバゲー南場社長流 社員のホンネ探る「飲み会乱入」
http://ow.ly/59bEn
こうした公式の場とは別に、プライベートでも社員との接点をできるだけ持つようにしている。終業後に社員が会社近辺で飲んでいると聞けば、”乱入”することもある。「社員とはできる限り接点を持ちたいので、ランチや飲み会に誘うことも多いが、『忙しい』とか『別件がある』と結構断られてしまう」。だから乱入。
「迷惑かなあと思いつつ、財布はこっち持ちだからいいだろうと。タクシーで一緒に帰って、話し込むことも多い」
「うち(南場社長の自宅)でやるから安上がり」なので、業績が悪い時期もずっと続けてきたオープンハウス。契約社員やアルバイト社員も参加する。
創業時から毎月続けている「オープンハウス」も、社員と直接触れ合うための大切な場だ。自宅を開放し、部門やプロジェクトごとに、もしくは女子会や生まれ月別など、様々な軸で社員を招く。
上場し、飛ぶ鳥を落とす勢いで成長。
客観的に見るとベンチャーと呼ぶには大き過ぎる企業かも知れませんが、
実に人間味のある、そしてやはりこの人がいる限りDeNAは「ベンチャー」なんだろうな、
と感じてしまった次第です。
日経の記事の締めくくり、
「私の権限で戻ることはないね。人事権は完全に後任に渡さないと。
やっぱり、後は若いヤツにやらせたいしね。
DeNAは50歳のおばさんがやっちゃいかんよ、うん。じゃあ、よろしくね!」
こちらも底抜けに明るく何とも魅力的な、南場さんの一面が垣間見れるコメントですね。
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