No.74 「中国のビジネスパーソン」

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こんにちは!Executive Consultantの志賀です。



今回の独り言は「中国のビジネスパーソン」についてです。
 (弊社の中国人スタッフとMtgをした際に教えて頂いた内容について書きます。)



中国人は日本人に比べると、かなり仕事をシビアに考えているんですよ!
そのため、中国人は仕事をする時は、責任の所在を明確にしする。
また、「働く時間=金」と考えているので、何か問題があった場合は、
その時間分の損害金額を考えることもあるんです。



こういった考えの違いがあるために、中国人ビジネスパーソンは簡単にミスを認めることはしません。
そして、一つひとつの仕事のやり方にも、自分を守るための工夫を凝らしています。
この時は特に、「責任を明確にする」と「時間を大事にする」ことを重視しています。



→なるほど・・・・ふむふむ。



中国ではビジネスの世界において口約束はまず信用しません。
すべてメールや文書できちんと証拠を残します。会社間の取り引きだけでなく、
上司から依頼される細かい仕事でも考え方は同じです。



何か問題が起きた時は、その証拠をもとに自分に責任がない、相手の方がさらに責任があると
認めさせなければならないので。証拠があれば、「言った言わない」の水掛け論にはなることはありません。



例えば、「○○社にアポイントを入れてくれ」と上司に電話、または口頭で頼まれたとします。



この場合、先方の会社にアポを入れる前に上司にメールで「20日に○○会社と当社会議室で
アポイントを入れますが、いいでしょうか?」などと確認します。



日常的によく頼まれる仕事は、頻度が多いだけにお互いに言葉不足になりがちです。
それでもメールを使って文書でやり取りを残しておけば、ミスが発生しても
上司に一方的に責められることはありません。



むしろ上司の確認ミスと責めることができます。
「分かりきったことをいちいちメールで確認してくるな」とうっとうしく思う上司もいるかもしれませんが、
中国では自分を守るために仕事のために自分が動く時は、それをこと細かく上司にメールします。



仕事の進め方でも同じです。「頼まれた○○の業務を○○の方法でやります。
これは○○時間かかりそうで、明日の○時から取りかかり、
○日の午前中には提出します」と明確に上司に伝えます。



“暗黙の了解”という考え方はない。



手がける仕事をどうしてやるのか、なぜ自分がやるのか、といった理由も
事前に上司に確認します。そして誰が結果について責任を持つのかも明確にします。



基本的に中国のビジネスパーソンは、責任だけ押し付けられる雑用は
頼まれても拒否しようと考えます。



「いくら部下でもただこき使われるのは嫌だ。すべての仕事には、理由と目的がある。
これは、自分の貴重な時間を使ってすべき仕事なのか」と上司に問いただします。



常にキャリアアップを考えている中国のビジネスパーソンにとっては、
会社の都合のいいように働かされることをよしとしません。
「自分の時間はすべて次のキャリアアップにつなげたい」。
だから時間を大切にするし、こき使われるのを嫌います。



当然ですが、失敗する確率が高く、責任を取らされそうな仕事はしない傾向が強いらしいです。
中国では、残業をすることは仕事ができないことをアピールしているのと同じなので、なおさら
面倒な仕事は引き受けないらしいです・・・



※明後日から上海出張だったので事前に聞けて…よかった、よかった。(ふぅ~♪)






【志賀 正明 (ExecutiveConsultant)】
携帯番号:090-5530-3294
 

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