こんにちは。
コンサルタントの稲橋です。
近年、爆発的に増えるコンピューターデータ(ビッグデータ)の解析のニーズが国内でも高まってきており、
ビッグデータの分析ができる人材の育成や、新しい手法のコンサルティングサービスが増えてきています。
IT企業であればデータ分析ができる専門家を増やすことで、システム受注を増やしたい、
という背景があるようです。
例としては、
■NTTデータ
データ分析システムの受注活動をする事業部の若手技術者を
分析システムの専任組織に送り込み専門知識を習得させる
■日本IBM
米IBMのビッグデータ関連の事業戦略を束ねる全世界組織への参加人員を増やす
■CTC
ビッグデータビジネスタスクフォース」を組織化
■富士通
社内の各部門から分析の専門家20人強を集めた
「インテリジェントコンピューティング室」を設立。
■博報堂
データ解析を手掛けるブレインパッドと業務提携し、
コンサルティング・サービス「デジタルマーケティングマネジャー」を開始。
実際に消費者が利用したウェブサイトの閲覧動向の履歴などから、
広告キャンペーンを見た消費者がどのように行動したのかをデータ解析によって実測する。
また、NTTデータや富士通、日立、NECなど大手がビッグデータ解析関連のシステムを続々と発表。
NRIやCTCなども数少ない成長分野に強い意欲を見せているとのこと。
IDCジャパンによると、
分析ソフトの市場規模はビッグデータ関連により2010年の1,306億から2015年には1,598億に達すると
予想してます。
※ペタは1000兆
現状、数百テラバイトから数ペタバイトに達するビッグデータを取り扱っているシステムは
国内ではまだほんの一部という状況のようで、今後ビッグデータに関するニーズは様々な業界で
拡大していきそうです。