売り手市場ゆえに考えなければいけないこと

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こんにちは。
キャリアコンサルタントの最上裕司です。

私が人材業界に入ったのは2008年10月。
ちょうどリーマンショックの影響が出始めた頃、です。
市場規模が前年度の半分になってしまったような時期です。

毎日のように「求人クローズ」のメールが行き交っていたのを覚えていますが、
何しろ右も左も分からぬ中でしたので、この「どん底」な時期も

「こんなもんか」

という感じでした。
入った時期がそんな状態でラッキーだったと思ってますけどね。

その頃と比べると、今は「夢のよう」な転職マーケットです。
お取引しているクライアントは押し並べて採用意欲が高く、
複数の内定を得て「選べる」立場の候補者が少なくない状況。

敢えて言いますが、「テキトー」なことをしていてもある程度は
数字が上がるマーケットだと思います。
(それゆえ、一旦は淘汰されたはずの「テキトー」な事業者が再度増加…)


さて、そんな売り手市場な今。

イケイケドンドンで数字をあげていくのも良いのですが、
一方で、気を付けなきゃいかんなぁ、と思うこともあるのです。

採用バーが緩い状態だと、本来なら採用されないはずの方が採用される、
といったことが起こるわけです。
スキル的にミスマッチなのに採用されて、入社後にパフォーマンスを出せずに
早期退職を余儀なくされる…という不幸が生産されやすいマーケットです。

氷河期と比べ、明らかに内定が出やすい時期ではありますが、
そんな状況であればこそ、

「候補者に、本当に信念を持ってお薦めできるかどうか」

ということを考えなきゃいけないな、と。


こういう市場であればこそ、浮ついた気持ちにならずに、
候補者以上にキャリアコンサルタントが落ち着いて判断し、
アドバイスしなきゃならんのだなと思うわけです。




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5000名のコンサルタントの転職支援をしてきた人材紹介会社(転職エージェント)。
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