スカウトされる力

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こんにちは。
キャリアコンサルタントの最上裕司です。

「スカウトされる力」ってとても重要だと思うのですよね。
とりもなおさず、これが「市場価値」の証。
市場から必要とされていなければ、なかなかスカウトはされません。

社内でどれだけ評価が高かったとしても、
市場から評価されたスキル・経験を有していないとスカウトはされません。

つまり。

所属する会社が仮に倒産するなどして、会社の肩書きを失ってしまうと、
途端に路頭に迷ってしまう、という危険性をはらむわけです。



スカウトされる最も初歩的かつ一般的な場は「転職サイト」です。

エンジャパン、日経キャリアNET、ビズリーチ、イーキャリアFA…

色々と転職サイトがありますが、
もし自身のキャリアが転職マーケットから評価されているのかどうか、
つまり自分の「市場価値」が気になるのでしたら、登録してみてはいかがでしょう。

「売れるキャリア」であれば鬱陶しいくらいにガンガンスカウトメールが届きます。
そうでもない場合は、おとなしいものでしょう。

目安として、登録初日に2桁のメールが届けば、それなりに市場はあなたの
スキル・経験に魅力を感じているということです。
逆に、登録初日に片手で余るぐらいでしたら、あなたはやや特殊、言い換えると
汎用性のないキャリアを歩んできたか、あるいは単純にサイトへの情報の
登録の仕方がイマイチか、のいずれかです。

転職する気がなくても、時折サイトに登録して自らの市場価値を
測ってみることをお薦めします。
(エージェントからすると迷惑な話ですが…笑)



スカウトされる力もよりストロングになってくると、
転職サイトなど使わなくてもヘッドハンターたちからひっきりなしに
連絡を受けるようになります。

転職サイトに載せてないのにヘッドハンターから連絡が来るということは、
どこかで情報が漏れているわけですが、これにはいくつかのパターンがあります。

1)過去のPJメンバーやクライアント、コンペティターからの評判


2)公表情報に基づく評価


1はプロジェクトでの高い評価に基づいて、
「××プロジェクトのMGRやってた○○くん、彼優秀だよ」
という話がまわりまわってヘッドハンターの耳に入るケースです。

特にコンサルファームの場合は人材流動化も進んでおり、
それこそ昨日の敵は今日の友、という状態が多々ありますので。
(従って、プラスばかりではなく、マイナス影響を及ぼすこともゼロではないです)

2は講演会や執筆等による公表情報に基づくものです。
手っ取り早いのは、企業HPの採用情報で、先輩社員として掲載されるケース。
この手のHPで紹介されるのはエースクラスであることが多いので、
我々ヘッドハンターとしても安心感があります(笑)

講演会や執筆も同様ですね。

少しターゲットを広げると、Facebook等で目立っている、というのも
ありかも知れません。


口コミ・評判というのは、意識していたところでどうにかなるものでも
ないかも知れませんが、上記2のパターンについては日頃の意識で
多少なりとも作れるものです。

まぁ、自己ブランディングに意識が行き過ぎて中身が伴わない、というのもアレですが。


スカウトされる力。

いかに我々から声のかかるキャリアを作るか、少し意識してみると良いと思います。

会社に頼らない雇用能力を身につけるために。



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アクシスコンサルティングについて

5000名のコンサルタントの転職支援をしてきた人材紹介会社(転職エージェント)。
コンサルタントになる。コンサルタントとしてリポジションする。コンサルタントからEXITする。
そのすべてに精通した生涯のキャリアパートナー。

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