こんにちは。
キャリアコンサルタントの最上裕司です。
今回は情報リテラシーの話です。
何かちょっとでも気になることがあれば、すぐにインターネットで調べられます。
グーグル先生が「教えてくれる人」を教えてくれるからです。
「教えてくれる人」を教えてくれる、というのがミソですね。
教えてくれる人が正しいことを言っているのか、
そこに書かれていることは事実なのか見解なのか、
そういうことはパッと見分かりません。
どういうつもりでそれを受け取るのか、それは受けて側のリテラシーに拠ります。
情報の出所がどこなのか、それは事実なのか、筆者の意見なのか見解なのか、
情報掲載者の意図が入っていないものなのか。
情報リテラシーの高い人は一つの記事に対して、その背景などをしっかり読み解き、
情報の信頼性を判断しようとします。
一つの記事だけで判断できなければ、同じテーマを扱う他の情報を探し、
複合的な視点で信頼性を判断しようとします。
そして、最終的にその情報を受け入れる判断をしたのは自分であるということを知っています。
最近の例としては、
森喜朗元総理が浅田真央の演技について
「あの子は肝心なときにいつも転ぶ」
と発言したのが炎上し、批判的なコメントが溢れかえったと思えば、翌日その話の全文が公開され、
「マスコミが恣意的にコメントを切り出しているが、前後を読むと意図が全く異なる」
と、今度はマスコミ批判で盛り上がりました。
情報はその掲載者の意図によりいくらでも印象を操作することができます。
情報の受け手は、それを「前提」として考え、何がより真実に近いものなのか、
あるいは意見や見解であれば、それはあくまで意見や見解として受けとめるべきなのか、
判断しなければなりません。
情報リテラシーは、情報化社会が進み、情報が溢れれば溢れるほどに
その重要性を増してきます。
情報を鵜呑みにせずに、その出所や信頼性、事実なのか意見なのか、といった種類について
冷静に見極める目を持ちましょう。
当然、転職活動や就職活動などでも、情報リテラシーが重要であることは
言うまでもありません。
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