突然ですが、最近「獺祭」にはまってます。
…正確には、獺祭そのものはあまり飲んでないのですが、
旭酒造の桜井社長の考え方に共感し、獺祭関連の書籍を読んで、
「はまってしまった」という感じです。
きっかけは、大学時代の友人に誘われた「獺祭の会」。
旭酒造の桜井社長も招いて、
「獺祭 磨き二割三分」で乾杯し、その後は
「獺祭 磨き三割九分」「獺祭スパークリング」「獺祭純米大吟醸50」を
飲み放題という何とも贅沢なイベント。
乾杯含めて獺祭しか飲まない飲み会というのは、多分後にも先にもあれっきりでしょう。

獺祭の美味しさは飲んだことのある方であれば言うまでもないでしょう。
それよりも、桜井社長が旭酒造を継いでからの逆境の連続。
酒造りの伝統や業界の慣習をひとつひとつぶち壊しながら、信念を貫き通してきた
その魂に心を打たれます。
杜氏がいなくなり、社員で酒造りを始め、
造る酒は全て純米大吟醸のみに絞り、
酒問屋との関係を見直し、
業界で異端児と揶揄されようと、揺らぐことのない心。
獺祭の美味しさはこういうところから来ているんだと、改めて感じるとともに、
ビジネスの本質とはこういうものだ、と感じてしまいました。
獺祭がお薦めなのは言うまでもありませんが、
書籍方もかなりお薦めできます。



