クラウドサービスのおさらい
「クラウドサービス」とは簡単にいうと、情報やデータを法人・個人のパソコンや携帯端末ではなく、インターネット上に保存すること。またそこからアプリケーションなどの提供を受けるサービスのことです。
ですからクラウドを利用すれば、世界中どこからでもデータを見ることはもちろん、編集やアップロードなども可能です。
企業においては独自のサーバーを持つ必要がないので、コスト削減にもつながります。
このようなメリットから、近年、多くの企業や個人がクラウドサービスを利用するようになっています。
企業が導入している人気のクラウドサービス
現在、多くのクラウドサービスが提供されています。2014年、451 Researchが行った市場調査によると、企業が利用するクラウドサービスの第一位は「drop box」。
二位が「Microsoft OneDrive 」、三位に「Google Drive」だったそうです。
一方、国内のシェアに目を向けると、第一位が「その他サービス」で、以下、「Windows Azure」「Google App Engine/Google Compute Engine」「Amazon Web Services(AWS)」(クラウド総研調べ)という結果が出ています。
なお、総務省による「情報通信白書」によると、クラウドサービスを利用していると回答した企業の割合は33.1%で、平成24年末の28.2%から4.9ポイント上昇。
最も多く利用されているサービスは「電子メール」で、「ファイル保管・データ共有」「サーバー利用」がこれに続いています。
選択の余地は広がったがセキュリティ強化は必須
同資料におけるクラウドの導入理由を見てみると、「資産、保守体制を社内に持つ必要がない」が最も高くなっています。さらに利用理由に目を向けると、「資産、保守体制を社内に持つ必要がない」「初期導入コストが安価」「どこでもサービスを利用できる」という回答が上位を占めていることがわかります。
ただ、外部サーバーを利用するクラウドサービスは、セキュリティ面に対する配慮が必要です。
この点を踏まえて、最適なサービスを選ぶことをおすすめします。