皆様こんにちは。
アクシスコンサルティングの福原です。
6月決算の弊社は、新しい期のスタートに向けて
組織変更や社内プロジェクトの発足など、
更なる進化に向けた取り組みが動き出しています。
そんな中、周囲のサポートもあり今期の最優秀社員賞を受賞し、
1週間のサンフランシスコ・シリコンバレー研修に行って参りました!
スタートアップ企業のメッカであるこの地域では
高所得層が爆発的に増えており、それにより物価が急騰!
なんと、1ベッドルームの平均家賃が$3,500~$4,000とのこと。
(ちなみに、新卒エンジニアの初任給はおよそ$8,000)
そんなホットなシリコンバレーにて、現地のベンチャーキャピタルや
法律事務所・スタートアップベンチャーの社長様など、
様々な方にお会いさせて頂きました。
本日は、そこで得た学びの一部をご紹介します。
【項目】
・シリコンバレーの労働環境
・シリコンバレーの起業状況(概要)
・雇用/キャリアの考え方
【シリコンバレーの労働環境】
ご存知の通り、シリコンバレーは優秀なエンジニアが
多数在籍されており、企業は優秀な社員の獲得や
長く働いてもらうために年収はもちろん、福利厚生などの
充実を競って行っています。
一例として、企業へ訪問しエンジニアの方とディスカッションを
したGoogle社では、以下の待遇があります。
・労働時間は裁量性
成果さえ出せれば労働時間は自由。
お会いした方は12:00~22:00くらいまで働いているようですが、
その上司(女性)は9:00~16:00の勤務。
夕方以降はご家庭に専念する為、残業は絶対にしていないそうです。
・食堂は全て無料
社内には食堂がいくつもあり、すべてが無料。
・充実した設備
仕事に必要な設備が整っていることはもちろんですが、
敷地内には「サッカー場」「テニスコート」「ビーチバレー場」「トレーニングジム」
などがあり、全て無料で使用できます。
夕方にトレーニングジムを見てきましたが、ほぼ満員でした!
※社員がストレスフリーに働ける環境があり、
充実した設備を目の当たりにして、「こんな会社が世の中にあるのか」と
正直ショックでした。。。
【シリコンバレーの起業状況(概要)】
■年間の起業数:46000社
■年間の投資実行件数件:1200件
■年間のExit数:300件(全米の半数)
⇒起業後にExitできる割合は1%未満!
■全米の投資のうち約半数はSV向け
■Exitのうち、IPOは15%弱。残りはM&Aの対象
⇒起業時に買収されることを前提としてる傾向有。
※成功することの難しいエリアですが、一度成功をすると
全世界に自社の製品・サービスが広まること、
また、優秀な人材や多くのベンチャーキャピタル・ビジネスの専門家
(法務や財務会計等)といった経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)が
整っていることから、現在も多くの企業がシリコンバレーへの進出を狙っています。
【雇用/キャリアの考え方】
そもそも、シリコンバレーをはじめアメリカは転職が当たり前の社会。
現地のエグゼクティブヘッドハンターによると、企業の平均的な年間離職率は「25%程」とのこと。
日本では転職回数の多さは懸念事項に挙がり易いものですが、
アメリカではむしろ、「転職回数の多さ=優秀さ」という見方があり、
1社に5年勤めていると「能力がないのでは?」と疑われてしまうこともあるそう。
このような社会なので、以下のような特徴があります。
・企業側:人に仕事を付けず、仕事に人を付ける。
引き継ぎの概念がない(競業避止の考えを禁止しており、スパイ行為を防止)
給与は月に2回支給(給与支給前に社員を解雇しても、社員が困らない為)
・社員側:スキルアップと社内外のネットワークの構築に余念がない。
常にワクワクできる業務や職場環境を求めており、
他に面白い仕事・会社があれば迷わず転職(就社<就職)
などなど、シリコンバレーは日頃の生活では感じられない刺激や
発見をたくさん与えてくれました。
上記の他にも、スタンフォード大学の博士等にもお話を聞いてきました。
ご関心をお持ちの方はお気軽にご連絡ください!