組織には色々なルールが存在します。
「面倒だな」「非効率だな」と思うルールも少なくありません。
そんな面倒で、非効率なルールがなぜできたか。
過去に犯した失敗を繰り返さないために。
とある成功事例を定着させ、一般化させるために。
そんな感じでルールが設定されます。
が、ルールが定着した時こそ、改めてそのルールを問うことも必要です。
ルールが定着する頃、得てしてルールは「守ること」が目的化しています。
ルールを守るためにこうしよう。
ルールを守るために、ルール化されていないことを後回しにする。
そうしてルールを守ることを目的にしていくうちに、
当初ルールを設定した理由、つまり本質が忘れ去られていきます。
何でそのルールが設定されているのか?
メンバーが自然にルールを守り始めた時が要注意。
何でそのルールがあるのか。
Why?を思い返す時期です。
分からないルールは、古参メンバーになぜそのルールがあるのかを聞いてみましょう。
そして、本質を改めて問い直す時期です。
ルールの意味を知ること。
それが実はルールを活かすために必要なのです。



