顧客行動の変化を追う小売業。Macy’sが行ったショールーミングへの対応策とは?

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「ショールーミング」をはじめ、多様化する顧客の購入行動

「Amazon」「楽天」「Yahoo」などのオンラインショップの普及で、今やネットで何でも買える時代といえます。実店舗に足を運ぶことなく、ネットで買い物を済ます人も増加。購入行動にも変化が現れています。

ネットショッピングのメリットは、価格を比較し、より安い店舗で商品が買えること。ただし、実物を見て買うことはできません。

老舗百貨店が目指した「オムニチャンネル」とは?

ネットショッピングのデメリットを補うのが「ショールーミング」。これは購入検討時、実店舗で実物を確かめ、ネットの他店舗で購入する方法です。そのため実店舗では、客がいるのに商品が売れない「ショールーム化現象」が問題となっています。

この状況に対し、アメリカの老舗百貨店「Macy’s」は「オムニチャネル」を打ち出しました。これは実店舗をはじめ、通販サイト、テレビ、カタログ、DMなど、あらゆる顧客との接点から、商品の注文・購入を促す方法です。

主な取り組みとしては、
・店員がその場で、モバイル機器などを用いて他店との比較を行う
・ネットとリアル店舗の在庫を一元管理
・実店舗にない商品は他の店舗から直配する


などがあります

Macy’sはオムニチャネル導入で、自社の購買を促進させることに成功。日本でも大手家電量販店では同様のサービスを行っています。

オムニチャネル化の課題と今後の展望

もともと販売促進の分野は、社内の営業や代理店などが担当していました。

しかし、ITの進化と普及に伴い、ネットやコールセンターをはじめ、顧客と接するさまざまな接点がが発生。これらを効果的に組み合わせ、「オムニチャネル」に代表される、顧客との新たな関係性を深めることが求められています。

この流れは、今後、小売業以外のビジネスにも普及していくきとでしょう。
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